ビブラビ記事一覧

近江商人の経営理念(7)最終回

戦略のピラミッド
2021/04/26 情報を更新いたしました。

ブログを訪問していただき、ありがとうございます。
オフィス・ビブラビの長尾です。

6回にわたって、近江商人の「経営理念」について書いてきました。

日本の先人の知恵は、日本で、日本人相手にビジネスをする上で参考になることが多いものです。
今回は、まとめです。

目次

日本の商売を語る時必ず出て来る近江商人

日本で商売のことを語る場合に必ず出てくるのが近江商人です。近江商人の商売の理念として「三方よし」が有名です。
今まで書いてきた通り、この「三方よし」を実践するために、実に多くの戒めがあり、それを守るための制度があります。

理念を実践するための精度

理念はいかに崇高でも、実行されなければ、ただの「絵に描いた餅」です。「仏作って魂入れず」とも言えます。
「三方よし」は、長期にわたって商売を続けるために大切なことです。

しかし、理念だけをいくら説いても、なかなか現場で徹底されるものではありません。
現場で理念に従った行動を常に実践するためには「守らせる」制度が必要です。

経営者も縛る

その制度は、社員だけでなく、経営者も縛るものでなくてはなりません。
経営者自ら自分自身を律するから、社員にも守ることを厳しく要求出来るのです。理念を「制度」として整備し、経営者自らが率先して、「理念」を実践する。

この姿勢が組織の規律を高め、長期にわたって商売を続けるポイントなのです。
一見、当たり前に聞こえることを、きちんと実践していくこと、これが難しいことだからこそ、
今でも近江商人が研究され、手本とされている理由なのです。

理念を掲げ、守っていますか?

あなたの会社には、「理念」がありますか?
「理念」に従った行動をするための戒めや制度はありますか?
経営者自ら率先して「理念」に従い、厳しく律していますか?

アーカイブ

オフィスビブラビ公式Facebook

PAGE TOP