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【値上げの方法の選択】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
4月から多くの食品が値上げされました。
その方法は会社によってさまざまです。


原材料の高騰が理由で、多くの食品が4月から値上がりしています。
元々価格設定は、経営者にとって悩ましいテーマです。
しかも値上げとなると、非常に神経を使います。
この4月からの値上げに際し、会社によって採用した方法が違っていました。
例えば、牛乳です。
一般家庭向けの牛乳はパック売りがほとんどです。
以前からスーパーなどでは、1,000ml入りのパックが最も多く並んでいます。
価格は仮に200円だったとします。
この4月から10%値上げをしなくてはならなくなりました。
単純に考えると、価格を220円に変更することになります。
ニュースなどでも値上げされることが報道されていました。
20円高い価格を見た人も、そのまま受け入れる可能性は高いです。
それでも、値段が上がったことで買い控えするかもしれません。
ところが、多くの大手メーカーは、今回の値上げを違う方法で行っていました。
価格を据え置きにして、量を10%減らして900mlになっていました。
パッケージも新しいものになっています。
そのコストも関係しているのかもしれませんが、この方法の方が値上げ率は大きいです。
値段は変わらないので、量が少ないことに気付かないで買う人もいるでしょう。
しかし、飲んでいる内に気が付くかもしれません。
その時、どんな気持ちになるでしょうか?
値上げになったことは知っていたので、そのまま受け入れる人もいるでしょう。
1,000ml必要な料理を作ろうとして買ったのに足りなくて困ったりすると騙されたように気になり、不満を感じるかもしれません。
量を変えずにそのまま値上げするか、値段を据え置きにして量を少なくするか、どちらを選んだとしても、そのまま受け入れてくれる消費者もいれば、不満を感じる消費者もいます。
どちらにも良い面がありますし、悪い面もあります。
そのような中で、例えば、
好感を持ってくれる人がより多い方を選ぶのか?
強い反感を持たれない方を選ぶのか?
などの選択肢から1つを選ばないといけないのです。
これが意思決定です。
選択肢を複数考え出し、
それぞれのメリットとデメリットを考え、
何を得るために、何を捨てるかを決める
これにしっかりと向き合い、覚悟を持って決められるのも、現場力の強い会社の特長の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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