神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
従業員のレベルアップには、本人の真剣な取り組みが欠かせません。
ところで会社は従業員に対し、何が出来るのでしょうか?
レベルアップには、一定期間継続的に取り組む必要があります。
取り組む時には集中して取り組むことも大切です。
言い方を変えると、追い込まなくてはなりません。
レベルアップへの取り組みは、決して楽なことではありません。
しかし、会社としても望ましいことですし、支援したいものです。
では、どのように支援すれば良いのでしょうか?
まず、見守ることが基本です。
特に自発的に頑張っている時には、積極的な支援は控える方が良いです。
時々、頑張っていることを分かっていると伝え、労うのが良いです。
この時、励ましの言葉をかけたくなるかもしれません。
しかし、避ける方が良いです。
従業員自身が頑張っていると自己評価している時に励まされると、頑張りが足りないと批判されていると受け取られる可能性があります。
ただし、ただ見守っているだけでは不十分で、介入が必要な時もあります。
具体的には、取り組みが不十分、例えば真剣さが足りないと感じられる場合です。
取り組むことが辛く、しんどいので、止めたくなっているかもしれません。
本人が自発的に取り組んでいることであれば、辛さに共感を示した上で、励ますことが適切です。
しかし、会社が要求しているレベルアップの場合は、積極的に介入しなくてはなりません。
まず、レベルアップの必要性を説明し直し、再度共有することから始めます。
そして、具体的な取り組みを継続するように促します。
従業員が自ら追い込めないのならば、追い込まなくてはなりません。
レベルアップが必要ならば、やむを得ません。
しかし、ただ追い込めば良い訳ではありません。
逃げ道を残すか塞ぐかの選択が重要です。
逃げ道を塞ぐことで、真剣に取り組めるタイプもいます。
一方、逃げ道を塞ぐと、追い詰められた印象を持ち、精神的に追い込まれてしまう人もいます。
このタイプの場合は、逃げ道も残しておかなくてはなりません。
しかし、一旦逃げたとしても、また取り組むように引き戻さなくてはなりません。
ここで大切なのは、どちらのタイプなのかを、決めつけないことです。
人によって違います。
同じ人でも取り組んでいることによって変わります。
そこで、まずは逃げ道を塞ぎ、様子を観察し、一旦逃げ道を作る方が良いかどうかを判断し、対応することが必要です。
レベルアップへの取り組みは、簡単ではありません。
しかし、必要なレベルアップには取り組んでもらわなくてはなりません。
本人が自発的に取り組んでいるレベルアップも、会社にとってプラスになることなので、支援したいものです。
そのために、相手に応じて適切な支援を臨機応変に行っているのも、現場力の強い経営者の特長の1つです。
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オフィス・ビブラビのサービス
執筆者、長尾洋介のプロフィール
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経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
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