オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。
無茶ぶりをする経営者や上司がいます。部下にとっては大変で、不満も聞かれます。無茶ぶりは悪いことなのでしょうか?
実現不可能に思える結果や期限を要求されることがあります。それが経営者や上司、お客様からの要求であれば、何とかしなければと思うと同時に、困ったことになったと思うものです。いわゆる、無茶ぶりです。
無茶ぶりされると、された側は大変です。しかし、無茶ぶりにも良い無茶ぶりと悪い無茶ぶりがあります。
悪い無茶ぶりの一つは、要求する側が、無茶かどうか分かっていないで要求するケースです。お客様はともかく、経営者や上司が難易度も実現可能性も分からないまま部下に振るのは無責任です。分からないならば共に考え、検討することが必要です。
要求する側が無茶かどうか分かっていても、悪い無茶ぶりと思われるケースがあります。相手を困らせる、失敗させる、恥をかかせる、陥れるなど悪意があるケースです。社員や部下を活かす立場にある者としては問題がありますが、問題がある社員や部下に悪意のある無茶ぶりをするケースも見受けられます。
では、良い無茶ぶりとは、どのような無茶ぶりでしょうか?
それは、要求する側が難易度も実現可能性を分かった上で、良い意図を持って行う無茶ぶりです。これには二種類あります。
一つ目は、社員や部下の成長のためにチャレンジさせるための無茶ぶりです。今の能力や経験では難しいことを分かった上での要求です。少し頑張れば到達出来るレベルよりも数段高いレベルの要求をします。
二つ目は、全く新たな視点で考えさせるための無茶ぶりです。例えば、通常一か月かかる業務を一週間でする、今の経費を半分にする、今の半分の人数で業務をこなすなどです。無理なことを分かった上で要求し、改善というよりも、革新的なアイデアを考えさせることが本来の意図です。
意図が良いとしても、要求された側からすると、無茶ぶりと感じていることは同じです。意図が良ければ無茶ぶりして良いわけではありません。無茶ぶりされた側は、不満を感じるでしょうし、苦労するでしょう。そこで必要なのは、適切なサポートを行うことです。追い込みながらも、共に考えたり、ヒントを与えたりすることが必要です。
人を育てるのも、新しい発想を生み出させるのも簡単ではありません。無茶ぶりすることで嫌われたり、恨まれることもあるでしょう。それでも必要に応じて無茶ぶりしなくてはならないのが経営者です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。応援しています!
経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
長尾洋介プロフィール
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