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【放置される現場の気付きや思い付き】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
仕事中、気付いたり思い付くことがあるものです。
しかし、そのほとんどは放置されます。
それで良いのでしょうか?


誰でも仕事をしていると、ふと気付いたり、アイデアを思い付いたりするものです。
その内容は、ミスが起こりやすい状況や、業務が滞りやすい部分であったり、業務改善のアイデアだったりします。
そして、その多くは忙しく働いている中で忘れ去られます。
しかし中には、何度も気付いたり、思い付いたことを思い出すものもあるはずです。
同僚と話している中で、自分以外の人も同じことに気付いたり、思い付いたりしていることを知ることもあると思います。
それでも、気付きやアイデアが具体的に検討されていないのではないでしょうか?
具体的に検討されない理由はさまざまです。
負担が増えることを避けているのかもしれません。
現場での気付きや思い付きを提案する仕組みがないのかもしれません。
提案しても取り合わない上司がいるのかもしれません。
検討した結果が思わしくなければ、言い出した者として責任を問われたり、評価が下がることを心配しているのかもしれません。
それは会社や上司が考えることで、自分の仕事ではないと考えているのかもしれません。
しかし、誰かが言い出し、主導しなければ、動き出すことはありません。
では、誰が主導すれば良いのでしょうか?
私が勧めているのは、気付いたり、思い付いた人が主導することです。
役職などの立場は関係ありません。
気付いた人、思い付いた人が動き始めることが大切だと考えています。
まず、気付いたこと、思い付いたことを同僚に伝え、意見を聞きます。
複数の人が同じことに気付いたり、思い付いていたり、賛同してくれる人がいれば、具体的に検討を始めます。
同僚に協力を求めても良いですが、誰も手伝ってくれない場合もあるでしょう。
その場合は、自分1人でも、出来る範囲で進めていきます。
そして、より現実的なものになったら、あらためて同僚や上司を巻き込むように働きかけます。
これがリーダーシップの発揮です。
リーダーは、役職など公の立場と共に与えられるものではありません。
誰でもリーダーシップを取ることが出来るのです。
どんな良いアイデアも、誰かが動かなければ、具体化されることはありません。
そのことを理解し、役職や立場に関係なくリーダーシップを発揮しているのも現場力の強いビジネスパーソンの特長の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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