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【議論が成り立たない理由】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
複数の意見があることは良いことです。
しかし、議論が成り立たないことがあります。


1つしか案がないのは、しっかりと考えていない証だと言われています。
多くの意見が出ることは良いことです。
実際に多くの意見が出てくれば、議論し、意見をまとめなくてはなりません。
議論するには、まず意見の理由を説明しなくてはなりません。
意見が違う場合、どこかに違いがあります。
具体的に言えば、根拠となる事実や情報、その評価や解釈、そして判断基準などです。
これらのいずれかに違いがあれば、意見は違ったものになります。
もし理由が説明されなければ、議論が出来ません。
ところが理由をきちんと説明出来ない人が少なくありません。
これが多くの現場で議論が成り立っていない理由です。
理由が説明出来ていないケースの代表的なパターンには3つあります。
1つ目は、勘や感覚など、論理的に説明出来ないパターンです。
2つ目は、専門家や著名人の意見、あるいは流行りや定説などを採用しているパターンです。
3つ目は、経営者や上司など、決裁権者やそれに近い人の意見に従っているパターンです。
勘や感覚から生まれた意見は、論理的に議論することが出来ず、すれ違ったままです。
専門家や上司などの意見には権威があるので、自分の意見を強化するためには有効です。
しかし、争点を明らかにしないまま権威だけで押し切るのは問題です。
誰もが最初は論理的に説明しようとします。
しかし、厳しい反論にあい、答えに窮した時に、上の3つのいずれかのパターンで反論する人がいます。
これが現実の議論の場で多く見られる、きちんと理由を説明出来ない表れです。
では、なぜ説明出来ないのでしょうか?
それは、自分で考えていないからです。
少なくとも、議論に耐えられるほどには考えていないからです。
考えることは楽なことではありません。
しかも議論に耐えられるレベルまで考えるのはなおさらです。
しかし、会社など複数の人が関わる組織で何かを決める場合は、論理的に説明出来る必要があります。
意見を採用されるには、まず反論や議論に耐えられなくてはなりません。
採用されたならば、影響を受ける人を含めた関係者にきちんと説明出来なくてはなりません。
現場力の強い会社では、意見には論理的な説明を求め、きちんと議論しています。
議論が成り立つように、勘や感覚を大切にしながらも、論理的に説明出来るように考えることを励行しているのも、現場力の強いビジネスパーソンの特長の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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