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【人や物事への評価や判断の注意点】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
人や物事に対して行う評価や判断は、人それぞれです。
その評価や判断には注意が必要です。


人は関係のある人や物事に対し、評価や判断を行います。
そして何らかイメージを固め、一種のレッテルを貼ります。
その根拠は、実際に経験した時感じたことや、自身の経験を元にした想像、他人の意見などです。
毎回、評価判断し直すのは非常に手間のかかることです。
そこで一度持った印象、貼ったレッテルは、人の中で定着します。
レッテルを貼るのは人の生きる知恵であり、無意識に行われます。
効率的だからです。
そしてそれは多くの場合、自然に変わることはありません。
しかし評価や判断を条件反射的に行っていくことには弊害もあります。
間違ったレッテルはそのままになります。
変化に気づかなかったり、変化に気付いても受け入れなかったりします。
これが問題を起こすことがあります。
例えば、ある人に対して、能力や人柄について悪いレッテルを貼ったとします。
たまたまその時の事情で悪い印象を与えただけかもしれません。
悪い印象を持った時から、本人の努力などで良くなったかもしれません。
それでも評価を変えなくて良いのでしょうか?
ある考え方や意見に悪い評価をしていたとします。
改めて考えてみると、それほど悪くない意見だったかもしれません。
時代や環境の変化のため、今ならば一考の価値があるのかもしれません。
それでも評価を変えなくて良いのでしょうか?
人であっても物事であっても、一度貼ったレッテルは、意識して再度評価、判断しない限り、変わりません。
しかし特に、過去に貼った悪い評価のレッテルには要注意です。
人に対する悪い評価をそのままにすることは、人を活用する上でも育成する上でも障害になります。
考え方や意見への悪い評価をそのままにすることは、適格な意思決定を行う上で障害になります。
もちろん逆も同じことが言えます。
以前の良い評価のレッテルを貼り続けることは、対象が人の場合は、相手を過信することになります。
対象が意見の場合、環境が変化し、状況に合わなくても特定の考えに固執してしまうことになります。
一度貼ったレッテルには疑問を持たないものです。
しかし対象によっては、定期的に、あるいは状況に応じて改めて評価する必要があります。
このことを理解し、必要に応じて意識して評価と判断を行っているのも現場力の強いビジネスパーソンの特長の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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