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【適切な目標の高さ】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
上には上がいるのは、ビジネスでも同じです。
どこまで上を目指すと良いのでしょうか?


一番でなくてはダメなのですか?
以前、流行った言葉です。
これはスーパー・コンピュータの性能に関して言われた言葉です。
ここで問題になったのは、そのためにかける予算でした。
高い性能を求めれば求めるほど、多くの予算が必要になります。
一番を目指すのに必要な予算をかける意味があるのかどうかが問われたのです。
このケースに限らず、目指すレベルが高ければ高いだけ、より多くのリソースが必要になります。
資金だけでなく、労力、エネルギーなど全てです。
つまり、上を目指せば目指すほどしんどいのです。
そして、一番を目指して頑張ったからと言って、必ず一番になれるとは限りません。
それが現実です。
ならば、無理して一番を目指さず、少し頑張れば取れる順位や、取れる可能性の高い順位を目標にする方が良いのでしょうか?
これは目標設定のあり方についての考え方に対する問いです。
高い目標を立てても、届かない結果に終わるかもしれません。
目標に届かなければ、悔しいでしょうし、意気消沈するでしょう。
届く可能性の高い目標にすれば、達成出来る可能性は高くなります。
達成出来れば嬉しいでしょうし、達成感を味わえます。
達成可能性の高い目標の方が良いように思えます。
では、どちらの目標を掲げた方が、より高い成果が得られたでしょうか?
多くの場合、高い目標を掲げた方です。
もし最後まで諦めず、目標に少しでも近づこうと頑張ったならば、目標を立てる段階で妥協する場合と比べて、高い成果が得られます。
そして、努力しただけ、経験値も能力も上がります。
長い目で見れば、高い目標を立てる方が良い点が多いのです。
しかし、実現の可能性の低い、高い目標を本気で追いかけ続けるのは簡単ではありません。
特に途中で達成が難しいことが見えてくると、諦めムードになり、努力を止めてしまいがちです。
これが高い目標を掲げる場合の最大の懸念材料です。
そこでお勧めしているのは、3つの目標を持つ方法です。
・達成可能性は低いけれど、目指すべき目標
・頑張れば達成可能性がある目標
・達成可能性が高い必達目標
ここで大切なのは、下の2つの目標を達成しても、喜ぶのは一時のこととして、さらに上の目標に向かって真剣に取り組み続けることです。
これが出来ているのも、現場力の強い会社やビジネスパーソンの特長の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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