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【主張の根拠にふさわしい?】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
議論をしていると、もっともらしい主張が出て来ます。
ところで、その根拠は十分でしょうか?


議論をするには、各自が自分の意見を持たなくてはなりません。
それぞれに意見があり、意見が違うから議論になるのです。
そして、より良い結論にたどり着くには、多くの意見があることは良いことです。
議論では、意見の正当性を主張し合います。
正当性を主張するには根拠が必要です。
ところが、その根拠としているものに怪しいものが多いです。
根拠として、事実やデータではなく、もっともらしく聞こえるものが使われることが多く見受けられます。
しかし、その多くは主張の正当性の強化には役に立つものの、一般化され過ぎていて根拠としては不適切なものが多いです。
例えば、日本人、若者、富裕層、我が社のクライアント、などと何らかの条件でくくれる集団は多くあります。
その特徴、傾向、志向などを一般化したものを意見の根拠としたら、どうでしょう?
その集団を一くくりにして良いのでしょうか?
一般化した特徴は、大多数に当てはまるのでしょうか?
最も割合の大きい人たちに合わせることが良いのでしょうか?
さらに、そもそも、その情報がデータとは言えないこともあります。
集団の中のごく少数の偏った背景を持つ人たちの意見かもしれません。
例えば、あなたが外国人から質問され、答えた意見が、日本人は、とくくられて紹介されたら、どうでしょうか?
ある日本人は、こう語っています、と前置きされたとしても、1人の意見が日本人を代表する意見のように使われてしまいます。
しかし、このような前置きされると、信ぴょう性が高く聞こえてしまいます。
このように本来データとしての客観性のない一般化されたものは、情報でしかなく、参考には出来ても、根拠にはなりません。
しかし、議論の現場では、このような一般化された情報が根拠として扱われていることが多くあります。
根拠にふさわしいデータが常に手に入るわけではありません。
データが手に入ったとしても、情報を参考にして考えることも重要です。
しかしビジネスでは根拠と参考、どちらに使える情報なのかを区別して扱って考え、議論しなくてはなりません。
これが出来ているのも現場力の強い会社とビジネスパーソンの特長の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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