オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。
会社を辞めた人から、今している仕事に関連する頼みごとをされることがあると思います。その時、その人の依頼に応えますか?
先日、辞めた社員から頼まれたことを断ったことで、元社員から冷たいと非難されることがあったそうです。その元社員は、他の辞めた社員に手助けするなど支援していることを知っていたようでした。そのため、自分も支援してもらえると思っていたようです。
会社の社員は仕事仲間です。仕事上困ったことがあれば、当然手助けするでしょう。仕事上でだけでなく、個人的なことでも困ったことがあれば、手助けしようとするかもしれません。それはなぜでしょうか?冷たい言い方かもしれませんが、それは仕事のためだからです。
まず、仕事上起こった困ったことを手助けするのは当然です。会社の誰かに仕事上困ったことが起これば、それは自分の仕事にも影響します。会社全体の業務に支障が出るかもしれません。誰かに起こった困ったことに対処するのは、その人のためだけではなく仕事のためです。つまり、すべき業務の一部なのです。
個人的な困ったことがあると、仕事に集中出来なかったり、内容によっては休みがちになるかもしれません。それは仕事上関係のある人の業務にも支障が出る可能性があります。そこで自分の業務に支障が出ないように、個人的な問題であっても対処しようとするでしょう。しかし、直接業務に関係ないことですので、どこまで関わるかはケースバイケースです。内容にもよります。そして相手にもよります。
依頼に応えるかどうかを判断する上で、この、相手による、というのがポイントです。知識やスキル、経験など、能力が高く、代わりがいない人と、平均的な人とでは、どこまで関わるかは変わるでしょう。普段から仕事をきっちりとする人と、雑でいい加減な人とでも変わるでしょう。そして個人的に仲が良いかどうかでも変わるでしょう。
多くの人は、人を手助けするかどうか判断する時には、しなくてはいけないのかどうか、したいかどうかの二つの軸で考えます。辞めた社員の場合は、しなくてはいけないことではありません。したいかどうかで決めます。まず、個人的に好感を持っているかどうか重要です。そして、一緒にしていた時の仕事人としての評価が影響を与えます。仕事ぶりがいい加減で、周囲に迷惑をかけることが多かった人を手助けする気にはならないものです。
今回の元社員は、会社にいた頃、仕事上周囲に負担をかけることが多かったようです。周囲の人は、甘えていると思っていて、仕事人として信用されていませんでした。これが、依頼に応えるかどうかの判断の違いにつながったようです。
社員という立場だからこそ甘えが通用していることは、なかなか本人は気付かないものです。そして、それをサポートしている周囲の社員は、だんだんと不満を募らせます。社員という立場に甘えている社員がいれば甘えを戒め、真摯に業務に向き合うように指導しなくてはなりません。これを先頭に立って行わなくてはならないのも経営者です。
本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。応援しています!
経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
長尾洋介プロフィール
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