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【部下への指示や要求が苦手】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
部下に明確に指示や要求を伝えることが苦手な管理職がいます。
その根底には何があるのでしょうか?


ワーク・ブレイクダウン・プログラムは、現場のチームと直接関わりながら進めていきます。
当然チームの中には管理職もいます。
会社の組織上、チームを束ねる立場です。
一定の指揮命令権を持っています。
どころか実際には、部下に対して明確に指示や要求が出来ない管理職が多くいます。
このタイプの管理職は、部下からの相談にも、明確に回答していません。
部下の育成の手法として、部下に考えさせている人もいます。
しかし、そうでなく、明確に答えることを避けている管理職も少なくありません。
ワーク・ブレイクダウン・プログラムでは、何ヶ月も継続的にチームと関わります。
初期には、そのチームの現状を知るために観察します。
明確に支持や要求、回答しない管理職がいても、成り行きを見守ります。
そして、そのことがチームの支障となっている場合は、管理職と話をします。
不真面目な人や無責任な人は少ないので、管理職本人もいろいろと考えています。
話していると、何か意図があってしていることが効果が出ていないことや、問題は認識していても打つ手が見つからない、などの話を聞けます。
深く聞いていくと根底にある問題に行き着きます。
その中で最も多いのは、自信のなさです。
管理職には立場があります。
明確に支持や要求をして、拒否されたり、不満そうな顔をされたくありません。
理由を正されれば説明しなくてはなりません。
これは相談への回答への反論への対処と同じで、最終的には部下を説得して、従わせなくてはなりません。
ところが、その自信がないのです。
そこで、採る方法は2つに1つです。
明確に言わないか、会社の方針や社長の指示などを根拠にして強要するかのいずれかです。
チームのトップの考えが曖昧だと、チームはまとまりません。
チームがまとまらなければ、十分な成果を出すことも出来ません。
管理職は自分で考え、決断することが重要です。
そして、部下に自分の考えを明確に伝えなくてはなりません。
これは簡単なことではありません。
しかし、チームを率いる者には必要なことです。
そのことを理解し、実行しているのも現場力の強い管理職の特長の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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