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【特定の個人に対して伝える手段としてソーシャルメディアを使う?】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
今の時代、ソーシャルメディアなどで、個人が発信出来るようになっています。
特定の個人に向けての発信は適切なのでしょうか?


ニュースショーなどで、有名人に対する記者会見などで、時々特定の個人へのコメントを求める場面を見かけます。
特に多いのが、感謝や謝罪の言葉です。
個人のソーシャルメディアでの発信も、テレビや街頭ほど多くはありませんが、不特定多数の人が読むことが出来るものです。
公衆の面前で言っているのと同じです。
会社であれば、社内報や社員専用の伝言板なども同類です。
そこで伝えるのには、相応しい内容と、そうでないものがあります。
まず、人づてや公の場で伝えることが効果的なものがあります。
例えば、誰かをほめたり、お礼を言う場合です。
いずれも、相手の良い所を多くのことに知らせることになります。
そして、相手にとっても、公に言うのだから本心だと思ってもらえる効果もあります。
ただし、お礼の場合は、公で言う前に直接本人に伝えることが大切です。
そして、人づてや公の場で伝えない方が良いものがあります。
例えば、謝罪や依頼などです。
これらは直接本人に伝えなくてはなりません。
公にして言う必要はないことだと考えていますが、もし公に言うとしても、本人に伝える方が先でなくてはなりません。
本来は、本人に伝えるだけでなく、相手が謝罪を受け入れてくれた後にすべきです。
受け入れてくれた後であれば、相手の寛大さなどを公に伝えることになります。
もし、受け入れてくれる前に公にすると、どうでしょうか?
相手に受け入れるようにプレッシャーをかけることになる可能性もあります。
謝ったり、お願いしている立場の人の言動としては、配慮が足りないと思われても仕方がありません。
ソーシャルメディアもコミュニケーションの手段の1つです。
しかし、その使い方には注意が必要です。
伝える内容に応じて、伝える順番と手段を適切に選ぶことが出来るのも、ビジネスパーソンとして必要な現場力の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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