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その対策でミスは防げますか?

山積みの書類に呆然とする男性

オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

多くの会社ではミスを防ぐためにさまざまな対策をしています。その対策は有効なのでしょうか?

仕事上のミスは問題やトラブルに発展する可能性があります。ミスを起こす可能性をゼロには出来ませんので、多くの会社ではさまざまな対策を行っています。一方、ミスを防ぐための対策を常に実行するのは面倒なものです。

ところで、今の対策でミスを防げるのでしょうか?

今、新型コロナウイルスの感染拡大が収まらず、会社や個人に自粛が求められています。自粛を続けるのも苦しいものです。しかも、それが一年半以上も続いています。今求められている自粛や行動様式が効果があるのか疑問に思うようになるのも当然です。特に、感染経路不明な人が増えれば、その疑問は大きくなります。

感染防止に効果があるかどうかを知る上で、感染した人の行動を知ることが重要です。陽性と診断されると聞き取り調査が行われるようです。その結果は総数として公表されています。問題は、感染経路不明な人です。

先日、感染経路不明な人に対して行った調査結果が公表されました。感染経路不明な人の七割以上が、感染リスクの高い行動をしていたそうです。具体的には知人を呼んでのホームパーティーや会食です。中には職場内ではマスクをしないで会話していた人もいました。つまり経路は不明でも、感染した可能性のある場面は特定することが出来ます。

ここで気になるのは、ホームパーティーや会食の時、食べたり飲んだりしている時以外、特に話す時にマスクをしていたかどうかです。食事の前後に、うがいや手指消毒をしたいたかどうかです。これらを疎かにしてたのであれば、感染防止対策をしながらの会食ならばリスクは低いことになります。

自粛することが求められている行動と、励行することが求められている行動様式があります。励行を求められている行動様式を守っても、自粛を求められている行動をすれば感染する可能性が高いならば、自粛するしかありません。励行を求められている行動様式を守れば感染する可能性が低いならば、自粛の必要性は低く、行動様式を守ることを徹底すれば良いでしょう。

この判断をするためは、必要な情報を収集することです。公表されている感染経路不明な人の情報では不十分です。リスク高い行動をしていたことは分かっていても、求められる行動様式を守っていたかどうか分かりません。それでも感染を防ごうとするならば、自粛を求めるしかなくなります。

これは会社のミスを防ぐ対策にも共通しています。原因となることを特定出来なければ、それだけ対策の数が増えることになります。逆に原因が絞り込めれば、本当に効果のある対策が分かり、集中して徹底することが出来ます。

ミスを防ぐことは必要ですが、そのための対策は現場にとって負担です。本当に効果のある対策を見極め、徹底することが大切です。そのためには原因や対策の効果を知るための情報収集が必要です。どのような情報を集めるのかを決め、情報を集めさせ、集めた情報から対策の効果を見極め、効果のある対策の実行を徹底することです。

これらを先導するのも経営者の役割です。本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。応援しています!

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