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【あいまいな指示を使いこなす】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
社員や部下への指示は明確な方が良いと言われています。
あいまいな指示はダメなのでしょうか?


本来、指示は明確な方が良いです。
指示した通りに行われる可能性は高くなりますので、結果や仕上がりに不満を感じることが少なくなります。
指示された側にしても、やり直しをさせられることも減るので、ストレスも減ります。
しかし指示は、常に明確であることが良いとは限りません。
あいまいな指示も、意図を持って行うならば価値があります。
まず、育成に役立ちます。
全てを明確に指示してしまうと、指示された側は考える必要がありません。
知識やスキルに不足がなければ、こなすことが出来ます。
常に明確に指示をしていると、指示しなければ何も出来ない部下のままです。
部下を育成するには、自ら考えることを課さなくてはなりません。
そこで価値があるのが、あいまいな指示です。
大枠は指示して、細部は自分で考えるようにさせるのも良いです。
少し経験を積めば、目標や目的などだけを伝えて、後は考えさせるのも良いでしょう。
また、指示する側にとって経験の乏しい稀な課題の時も、あいまいな指示が使えます。
育成のためではなく、出来るだけ多くのアイデアを集めるために部下に考えさせるのです。
上の2つは、指示する側が答えを知っているかどうかが違います。
ところが、指示される側には、その違いが伝わりにくいものです。
特に最近は、指示の意味を説明することが必要だと考えている人が多いです。
何のために指示をあいまいにしているのか、何のために考えるようにさせているのか、その趣旨を伝えることが有効です。
もちろん、ダメなあいまいな指示もあります。
明確に指示をしようとすると、何をどのように説明すれば良いか準備が必要となります。
それは手間がかかり、面倒なことです。
それを端折るために、あいまいな指示をしてしまうのは指示する側の怠慢でしかありません。
また、育成やアイデアを引き出すためにあいまいな指示をする場合も、事前に考えなくてはなりません。
育成で使う場合は、相手の経験や、習熟度に応じて、与える情報を決めておかなくてはなりません。
アイデアを引き出す場合も、背景や条件など、与える情報を整理しておく必要があります。
あいまいな指示は、明確な指示と比べて簡単でも楽でもありません。
それを分かった上で、あいまいな指示を使いこなせるのも、現場力の強い経営者や管理職の特長の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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