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【部下に仕事を任せて育成するポイント】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
部下を育成するために仕事を任せることは効果的です。
しかし思うような成果が出ていない現場も多くあります。
ボード_育成指導.jpg


部下に今している仕事、今出来ている仕事をさせているだけでは成長しません。
もちろん、より精度を上げたり、スピードを上げることを求めることは出来ます。
それも成長の1つです。
しかし、それでは新たなスキルや能力を身に付けることは出来ません。
成長には知識や経験を深めることと、広げることとの2つが必要です。
新たな仕事を任せている現場は多いのですが、それが部下の成長にはつながっていない現場が多いようです。
その理由はさまざまですが、任せ方に多くの問題が見られます。
部下の現在の能力や性格によって、任せ方を変える必要があります。
どこまで教え、どこからは自分で考えさせるのか?
どのタイミングで、どのようなフォローをするのか?
上手くいかない時にはどうするのか?
などがポイントです。
手を出し過ぎてもいけませんが、負担をかけ過ぎてもいけません。
見守ることは必要ですが、甘やかし過ぎてもいけません。
極端なパターンでは、私が若い頃の主流であったように、丸投げして何とかしろと突き放す方法もあります。
最近は流行らないようですし、上手くいかない部下も多いようですが、これが効果的な部下もいます。
丁寧に理解出来るまで説明し、頻繁に様子を見て、声をかけ、質問があればきちんと答え、困っていれば手助けするのも、やり過ぎると成長にはつながりません。
最近多いと言われているのは依存心が強いタイプです。
このタイプの人に手をかけ過ぎると、いつまで経っても自立しません。
かと言って、突き放し過ぎると、反発したり、自信を失ったりします。
大切なのは、部下のタイプに合わせて、必要なフォローをしながら、少し無理をさせることです。
仕事を振るのと、育成のために任せるのとでは違います。
この2つを意識して使い分けることが重要です。
この2つを使い分け、部下に合わせて育成が出来るのも、現場力の強い管理職の特長の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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