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【「結果だけで評価すべきではない」の本質】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
ビジネスである以上、結果が求められます。
それでも、結果だけで評価すべきではない、とも言われます。
その本質は、どこにあるのでしょうか?


結果だけで評価すべきではない、という言葉が現場から聞かれる時は、どんな時でしょうか?
そのほとんどが、求められる結果が出ていない時です。
では、結果が出ている時に、現場はプロセスや経緯を見て欲しいと言うでしょうか?
まず、そのような要望は出て来ません。
もしプロセスまで検証しようとすると、抵抗されることが多いです。
つまり現場は、自分たちにとって都合の悪い所には触れて欲しくないのです。
そして、良い所を認めて欲しいのです。
悪い所は、指導や叱責の対象となります。
誰でも避けたいものです。
そこで現場は、結果だけで評価すべきではない、という言葉を都合よく使います。
結果を見て、良ければ褒め、悪ければ責める現場は多いです。
それ自体が悪いとは思っていません。
しかし、そこからが問題です。
良かった場合は、これからも頑張れと励まし、悪かった場合は、罰を与えたり、もっと頑張るように指導したり励ますこで終わることが問題なのです。
では本来はどうあるべきなのでしょうか?
プロセスは結果を出すためにあることを忘れないことです。
結果だけで評価すべきではない、という言葉の本質は、結果に関わらず、もっと良い結果を得るために、そしてもっと高い確率で良い結果を得るために、結果以外の所を検証して改善につなげることにあります。
悪い結果が出た場合は、プロセスを検証し、より良い結果を得るために、どのように修正すれば良いかを考えます。
良い結果が出た場合も、プロセスを検証し、再現性を高め、効率的に行うために出来ることを考えます。
結果に関係なく、プロセスを検証し、改善し続けることが重要なのです。
結果が出た後、それまでのプロセスという経験を生かし、改善につなげられるのも現場力の強い会社の特長の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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