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【会議の場の空気を読む意味と扱い方】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
会議をしていると、その時々によって、いろんな空気が流れます。
空気を読むという言葉があります。
会議では、場の空気をどのように扱うと良いのでしょうか?


空気を読むという言葉には、日本的な同調圧力が関係してきます。
一般的には、場の雰囲気を壊さないように対応することが好ましいとされています。
場の雰囲気を壊さないことは、大切なことなのでしょうか?
ワーク・ブレイクダウン・プログラムでも、場の空気を読むことは重要なことと位置付けています。
ただし、場の雰囲気を壊さないようにすることの優先順位は低くすることを勧めています。
最も優先順位が高いのは、議論が適切に行われているかどうかだからです。
議論が盛り上がっていても、テーマからずれていれば、水を差すことになったとしても、戻さなくてはなりません。
一つの意見にまとまりそうでも、検討が不十分であれば、必要な検討がなされているのか確認しなくてはなりません。
この点で重要な役割を果たす立場にいるのはファシリテーターです。
ファシリテーターは、場の雰囲気を読みながらも、流されず、適切に検討が進んでいるかどうかを見続けなくてはなりません。
そして、検討の進行や内容に問題があれば、介入しなくてはなりません。
しかし介入すれば、場の雰囲気に影響が出ます。
いくら必要であっても、介入すれば良いわけではありません。
まずい介入をすると、場の雰囲気を壊すだけでなく、参加者の意欲も削いでしまいます。
そこで必要なのが、場の空気を読むことです。
場の空気を読み、どのタイミングに、どのように介入するかを見極めます。
ファシリテーターにとって、場の空気を読む目的は、そこにあるのです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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