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【テーマからずれていないのに感じる議論の違和感の扱い方】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
前回のブログにも書きましたが、議論している時に違和感を感じることがあります。
テーマからずれていることが原因ならば、軌道修正すれば良いです。
テーマからずれていないのに違和感を感じるとしたら、何が問題なのでしょうか?


前回のブログにも書いた通り、原因はそれまでの検討が不十分なことです。
現実に現場では、検討結果が不十分なことは、しばしば起こることです。
検討するテーマは、それぞれ単独で成り立っているわけではありません。
一つのことを検討して、その結果を次の検討に使うこともあります。
いくつかの検討事項をまとめて、検討することもあります。
いずれにしても、どの検討結果も、後の検討事項の材料として使うことになります。
今検討していて違和感を感じているとしたら、それ以前に検討したことが不十分だったことが原因のことが多いです。
検討が甘いこともありますし、検討がもれていることがあることもあります。
ワーク・ブレイクダウン・プログラムでは、検討を始める前に全ての検討事項の相関関係を整理することを勧めています。
そして、それぞれのミーティングの前には、議論全体の現在位置を確認することにしています。
相関関係がはっきりしていれば、違和感の元になっている不十分な検討事項が、どこにあるかを見つけやすくなります。
検討が甘ければやり直し、漏れている検討事項があれば加え、先に検討することにします。
最初から全ての検討事項がリストアップ出来るとは限りません。
検討している過程で、新たに検討すべきことが出て来ることもあります。
より良い結論にたどり着くには、違和感を大切しなくてはなりません。
違和感を感じたら立ち止まり、それまでの検討が十分かを確認することが大切なのです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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