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【議論が迷子の状態になった時の対処方法】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
結論に向けて一直線に進めると良いのですが、現実はそうはいきません。
迷子のようになることもあります。
このような事態に対処するには、どうしたら良いのでしょうか?


完全に迷子になってしまうと、方法は出発点まで戻るしかありません。
それは、時間の無駄です。
参加者にも徒労感が生まれます。
迷子になるには、予兆があります。
何か違和感を感じるけれど、このまま行って大丈夫か不安を感じます。
信号で言えば、黄信号です。
このサインを見逃さないことが大切です。
ワーク・ブレイクダウン・プログラムでは、参加者が違和感を感じているようならば、一旦議論を止めます。
これは、参加者から申し出ても良いですが、ファシリテーターが雰囲気を見ながら止めることを勧めています。
これは、大切なルール、
黄信号は止まれ!
です。
では止まって、どうするのでしょうか?
どこで腑に落ちなくなったのか?
言い換えると、違和感の原因を見つけるのです。
その時に役に立つのが、検討を始める前に作ることを勧めている検討計画です。
検討の全体像を、検討プロセスと共に事前に考え、整理しておくことは重要です。
違和感の原因は大きく分けて、
・対象や目的などテーマからずれている
・それまでに検討した結果が不十分
の二つです。
違和感の原因が分かれば、対処方法を考えることが出来ます。
一番避けなくてはならないのは、違和感を無視することです。
その時はゴリ押しで進めても、後の過程でもっと大きな問題に発展します。
結局、その後の議論に費やす時間は無駄になりますし、やり直しにも時間がかかります。
黄信号は止まれ!
なのです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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