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【協力的でないミーティング参加者への接し方】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
ミーティングをしている時、議論には参加者全員が前向きで積極的であって欲しいものです。
ところが実際には参加者の中に、他人事のような様子が見て取れる人が何人かいるものです。
それどころか、検討を邪魔するような言動をする人もいるかもしれません。
そんな時、ファシリテーターは、どうすれば良いでしょうか?


協力的でない参加者は、ファシリテーターにとって気になる存在です。
活発な議論をする上で、良いことではありません。
そして、議事を進めている立場の者からすれば腹立たしく感じても当然です。
では、注意したり叱責すると良いでしょうか?
いきなり叱ると、ほとんどの場合、ますます協力的ではなくなります。
協力的に参加しない理由はさまざまです。
様子を見ていて理由が推察出来る場合は、その理由を取り除くように工夫を加えます。
推察出来ない場合は、可能性がある理由を取り除くように、進め方を変え、変化を確認することを繰り返します。
最もしてはいけないことは、叱ることも含めて、協力的でない参加者を特別扱いすることです。
無視もせず、攻撃もせず、あくまでも議論を活発化させるための工夫と介入を行うことです。
そこで大切なのは、ファシリテーターが、全員に協力してもらいたい、という気持ちを一貫して持ち続けることです。
もちろん、態度の変わらない参加者もいるでしょう。
出来る限りの工夫と努力をした上で変わらない場合、個別に話し合いをすることもあります。
ファシリテーターの目的は、全員を巻き込むことです。
ファシリテーターが諦めたら終わりです。
参加者全員に協力的に参加してもらうために、出来ることは全て行い、決して参加者の中の誰も見捨てたり、無視しない姿勢を保つことが重要なのです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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