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【優秀な社員を望む経営者に聞いてみて気付くこと】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
人材の大切さは、多くの経営者や管理職が語っていますし、実感されていることのようです。
そして優秀な社員が欲しいと、口を揃えて言います。
会社は人が動かしているのですから当然、社員は優秀な方が良いに決まっています。
ところで、優秀な社員は、どんな社員でしょうか?


社員の採用や育成に関係することで相談を受けることがあります。
そんな時に、経営者や管理職に聞いてみます。
「優秀な社員とは、どんな社員ですか?」
そうすると、いろんな条件や要素が出てきます。
出来るだけ多くの条件や要素が出てくるように質問していくと、どんどん出てきます。
優秀な社員の条件や要素のブレイクダウンです。
それをメモしていき、ある程度出そろったと思う時に、メモしたものを見てもらいます。
そこにメモされた条件や要素を満たしている人が優秀な社員のはずです。
ところが、そのメモを見ることで、経営者自身が気づくことがあります。
1つ目は、現実離れしたスーパーマンのような社員を理想としていること。
2つ目は、矛盾した条件や要素を同時に満たすことを求めていることです。
いずれにしても、そんな人現実にはいない、ということです。
それでも、望む社員の条件をブレイクダウンすることには価値があります。
どんな社員を求めているかを言語化することで明確になることと、理想としている優秀な社員を求めることが現実的ではないことに気付くことです。
そしてこのブレイクダウンを行うことが、現実に、どんな社員を求め、どのように育成し、活かしていくのかを考える出発点になるからです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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