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非協力的な社員を説得する手法の選び方

現場力強化の画像
2021/06/23 情報を更新いたしました。
 
 

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
以前、取り組んでいることに協力的でない社員がいる場合の、会議で行われている典型的な働きかけのパターンについて書きました。
【非協力的な社員を説得する典型的なパターン】
同調圧力を使って従わせる以外に、どんな方法があるのでしょうか?

目次

副作用のない協力させる方法はない

実は、どんな方法をとっても、副作用はあります。
副作用のない方法はありません。
副作用を知った上で選ぶことが大切なだけです。

しかし、強制的に従わせるような方法は、好まれていないようです。
全員が納得して取り組めることが望ましいと言われています。
では、どのように対処すれば良いのでしょうか?

協力的でない理由の共有から始める

一番最初にしなくてはならないのは、非協力的な社員と協力的でない理由を共有することです。

同意出来るかどうかは分かりませんが、その人にとっての理由は必ずあります。
取り組んでいることのゴールに納得していないかもしれません。
取り組んでいる方法に納得していないかもしれません。
自分に課せられていることに納得していないかもしれません。

納得していない理由を、とことん聞くのです。
言い訳に聞こえても、受け止めなくてはなりません。

話しを聞くには場作りが大切

この方法を採る場合、まず大切なことは、共有のための場作りです。

一対一で行わなくてはなりません。
複数の中で行うと、本音は出て来ません。

そして反対意見を言うのは、受け止めてくれていると相手が感じてからでなくてはなりません。
反対意見を言う時は、十分な情報を与え、判断の根拠をきちんと伝えなくてはなりません。

この方法を採るには、かなりの時間がかかります。
対処する管理職も、相当な忍耐が必要かもしれません。
複数の人のコンセンサスを形成するのは、簡単なことではないのです・

マネジメントスタイルによって適切な方法は違う

では、同調圧力を使う方法と、真のコンセンサスを得る方法と、どちらが良いのでしょうか?

私は、マネジメントスタイルによって違うと考えています。
しかし、もし現場の力を活かそうとするならば、緊急事態への対処以外では、コンセンサスを形成する方法を中心に行わなくてはなりません。

実は、マネジメントスタイルと、方法とが一致していることが最も重要なのです。

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