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不確実なのに頑張ってもらう?

経営者の現場力

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
ビジネスで確実なことはありません。
その中で、従業員に頑張ってもらうのは難しいものです。
経営者の現場力

新型コロナウイルス感染拡大防止のために、呼びかけられている行動があります。
マスクの着用、3密を避けるなどです。
マスクを着け、3密を避けても新型コロナウイルスに感染することはあります。
しかし専門家の話で共通しているのは、対策をしない場合と比べて感染する可能性は圧倒的に低くなることです。
もちろん生活している限り人と接触しますし、ウイルスが付いている物に触る可能性があります。
どんなに注意して生活し、感染防止対策を徹底していても感染する可能性をゼロには出来ません。
ほとんどの人が心がけて生活していますが、一部には無視している人もいます。
マスコミのインタビューを見ていると、守らない主な理由は、
守ったからといってかからないとは限らないから
と集約出来るようです。
これと似た話をビジネスでも聞くことがあります。
何かの対策を選ぶ時、絶対にうまくいくかどうかで判断する人がいます。
可能性が高いものを選ぶための質問としては良いのですが、中には確実でなければ採用しない人もいます。
そして、何らかの対策を行った結果が思わしくなかった場合、対策を否定する人もいます。
人は何かに取り組む限り、望む結果を得たいものです。
望む結果が得られなければ、それまでの行動を無駄だったと思いがちです。
では確実でなければ、しなくて良いのでしょうか?
何も新しいことをせず、運を天に任せて良いのでしょうか?
問題があれば解決しなくてはなりません。
問題が発生しそうな部分があれば原因を解消しなくてはなりません。
時代の変化に合わせて、変化しなくてはなりません。
つまり、何も新しいことをしないわけにはいかないのです。
そこで必要なことは、3つです。
1つ目は、自社に合っていて、成果の出る可能性の高い対策を選ぶこと。
2つ目は、必要な量の行動を高い質で行うこと。
3つ目は、2つ目の行動を行った結果、思うような成果が出なくても誰も責めないこと
です。
従業員にプレッシャーをかけ、成果が出なければ責めるのは分かりやすいです。
成果が出なくても許せば、従業員の行動が甘くなる可能性があります。
結果責任を問わないで、従業員の活動に量も質も求めるのは簡単ではありません。
しかし、新しいことに取り組む上では必要なことです。
それをリードするのは経営者の役割です。
だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。
そして支援したいと思っています。
応援しています!

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