ブログを訪問していただき、ありがとうございます。
「ワーク・ブレイクダウン」実践家、「こんな会社にしたい」を応援するオフィス・ビブラビの長尾です。
昨日のブログに書いた満たされなくなった「ニーズ」に気がついたのは、先日の自分自身に起こった出来事からでした。
今回は、そのエピソードをご紹介します。
私は、ファッションではなく、ある思いがあって、似合わないのを承知の上でネックレスをしています。
(決して、ロマンチックな理由ではありません・笑)
そのネックレスの付けたり外したりする部分が壊れてしまいました。
特にブランド品でもなく、部品とラジオペンチが家にあれば、自分でしようと思うレベルの作業です。
修理をしてもらおうと思い、最初は大手のアクセサリー・ショップに行きました。
答えは、「本部に送っての修理になります。」
次に、近くにあったデパートの宝飾品売り場。
そこの答えも「お預かりしての修理になります」
そこで、商店街の中の宝飾店を探しました。
ところが、探すのに一苦労しました。
本当に減っているのです。
以前はたくさんあった個人商店が。
やっと見つけた個人経営の宝飾店で、無事、修理をしていただきました。
そのお店の人とお話ししていると、他の業界と共通する背景がありました。
- メーカーでしか修理出来ないような商品が増えている
- メーカーで修理するシステムに変更している
その表向きの理由は、メーカーが責任を持って修理するためです。
この流れにより、小売店には、
- 部品がない
- 修理出来る人が育たない
- 修理出来る職人を置く余裕がない
ことになっていっているのです。
普段使っているものには、ちょっとした故障は起こるものです。
電気製品、自動車、バイク、アクセサリー類。
以前は、近所のお店に持って行くと、直してもらえたものです。
ところが、今は、ほとんどの物がメーカー送りが必要になります。
預かってくれるお店があれば良いのですが、物によっては、自分で送らなくてはなりません。
梱包するのにも、適当な箱、隙間を詰める物など、準備も大変です。
最近のビジネス・モデルは、以前には当たり前だった「便利さを軽視」することで成り立っている部分もあります。
「買う」場面では、確かに便利になりました。
「買った後」はどうでしょうか?
顧客の視点で見て、低下しているサービスに、もしかしたら、これからの時代のチャンスの種があるかもしれません。
そんなことに、気付いた体験でした。
経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
長尾洋介プロフィール
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