現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビです。
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先日、ある経営者から業務委託先と揉めているという相談を受けました。
ビジネスの世界は厳しいものです。
市場やお客様からの要望は厳しいです。
その厳しい要求に応えるために、外部の関係者への要求が厳しいことは当然のことです。
しかし、その会社の場合、少し行き過ぎていたようです。
お客様の要望に応えるには社外の関係者の役割も重要なことが多いものです。
関係者は多くいます。
下請けとして仕事を出している相手、仕入先として何かを購入している相手、委託先として何かを任せている相手などです。
お客様以外の関係者のほとんどにとって、御社はお客様です。
お客様という立場は強いものです。
また、自社のお客様の要望に応えるという大儀がある場合にも強い立場でいられるものです。
厳しい条件を要求することも多くなって当然です。
ところが、強い立場に慣れると厳しいだけでなく、無茶な要求や自分勝手な要求をしてしまうものです。
相手がビジネスとして成り立たない値段、物理的に無理な納期、などを押し付けては長く取り引きは出来ません。
これが無茶な要求です。
自社が本来すべきことを相手に押し付ける、自社の業務の遅れの取り返しを一方的に押し付けるなどを繰り返しても長く取引は出来ません。
これが自分勝手な要求です。
相談を受けた会社では無茶な要求と自分勝手な要求が当たり前のように行われていました。
無茶な要求も自分勝手な要求も、自社の都合でしかありません。
厳しい言い方をすると関係先に甘えているのです。
自社都合の優先順位が高い、つまり、関係先に甘えてばかりいると、良い関係を保つことは難しいものです。
長く取り引きをしたいと考えている相手とは少し付き合い方を見直すことが必要です。
自分達がすべきことはきちんと出来ているか?
それは本当に相手に要求して良いことか?
この問いをすることで、自社都合の要求の必要以上に高い優先順位を下げることが出来ます。
あなたの会社は関係先に要求していることの優先順位を意識して見直していますか?
あなたの会社の関係先への要求は正当なものですか?
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2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
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