オフィス・ビブラビの長尾です。ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。
拡散した情報は真偽に関係なく事実であると受け止められることが多いです。その影響は無視できません。
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6年前、町議会議員の女性が町長室で町長から性加害を受けたと告白した事件がありました。ネットで拡散しただけでなく、マスコミも性加害があった前提で報道しました。役場の電話が鳴り止まず、メールが大量に届いたそうです。電話対応などで役場の業務は混乱しました。町自体のイメージも悪化しました。その結果、町長はリコールされて失職しました。
当初から町長は性加害を否定していました。しかし当時、何を言っても事実を認めないと批判されるだけでした。その町長は、その年に裁判に訴えました。そして5年後の昨年、民事裁判で、性加害の事実はなく、告白が虚偽であったと判決が下りました。告白した町議会議員も虚偽の告白だったと認めて上告しなかったそうです。そして先日、刑事裁判の判決が出て、元町議会議員は名誉棄損で有罪判決が出ました。
首長のスキャンダルで最近もしばしば市町村で起こっていることと同じです。ネットで拡散し、マスコミも報道します。断定をしていない表現を使ったとしても、マスコミが報道すれば事実だという印象を持ちます。そしてこのケースのように、町のイメージは悪くなり、役所の業務は停滞し、首長も辞任に追い込まれる状況になります。
ほとぼりが冷めた今では、スキャンダル報道が加熱していた頃と比べると、町のイメージは悪くないかもしれません。しかし、それが事実ではなかったと明らかになっても、町のイメージが良くなることはありません。クレーム対応で謀殺され、暴言も浴びた職員のダメージが消えるわけではありません。そして何より、町長が失職した事実も、その後の人生を狂わせたことも変わりません。つまり、無かったことにはなりませんし、被害が消えることはないのです。
ネットとマスコミとどちらの情報が正しいか、などの論争が絶えません。しかし、どちらも似たようなものだと考えています。大切なのは、情報源が何であっても、批判したり攻撃することには慎重である必要があることです。
この例は行政ですが、企業のスキャンダルも同じです。真偽が不確かであっても話題性があれば情報は拡散します。拡散すれば、既成事実になってしまいます。その情報が悪意で流されたものであってもです。
スキャンダル情報が流れると企業の業務や営業に支障が出ます。経営にも悪影響が出ます。デマであっても放置することにもリスクがあります。そして攻撃の対象となるのは主に経営者です。スキャンダルが経営者に関わることでなくても、対処しなくてはならないのは経営者です。それがいくら理不尽なことであってもです。
本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。
応援しています!
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経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
長尾洋介プロフィール
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