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年末調整に四苦八苦

書類の山に頭を抱える人

オフィス・ビブラビの長尾です。ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。

年末が近づき、総務や経理部門は年末調整に取り掛かっています。今年は特に大変そうです。

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年末調整の作業は煩雑です。扶養家族の把握、生命保険の加入状況など、従業員から正確な情報を提供してもらわなくてはなりません。

従業員は一般的に税制や社会保障制度に詳しくありません。もちろん年末調整は全て従業員本人にとって税金の還付の金額に関わることです。本人の得になることです。それでも必要な情報を提供してくれないこともあります。適当に不正確なことを伝える人もいるでしょう。必要な情報を正確に収集するのは簡単ではありません。

しかも今年は定額減税もありました。これも年末調整に関係します。例年以上に今年の年末調整作業は煩雑です。総務や経理など、年末調整作成を担当している部署の従業員は大変です。

今、衆議院総選挙を終え、所得税107万円の見直しが検討されています。さらに所得税の見直しをしても社会保険に関わる壁があるため、勤めている会社によっては106万円を超えると手取りが減ることになります。この手取りが減った分を補填することも検討され始めました。

政府や国会議員は簡単に言います。しかし、会社の経理部門は大変です。今年の定額減税も減税処理をどのように行うのか、減税するように決められた月になっても明確に示されずに混乱しました。社会保険料の調整はどのように行うのでしょうか?

多くの会社が経理処理に会計ソフトなどを使っています。会社によっては、使っている会計ソフトが今年の定額減税の処理に対応することができず、対応に四苦八苦していました。

野党がしばしば求めている消費税率の見直しも同じです。制度が変われば経理で使っているソフトが対応できなければ、業務量は増え、煩雑になります。中には変更に対応できないソフトもあるようです。ソフトの修正には相当なコストと労力がかかるので、対応しないソフトを提供している会社もあるようです。もし対応しても、新しいソフトへの入れ替えが必要だったり、オプション扱いで追加費用がかかる所もあるようです。

税制や社会保険の改定への対応は大変です。しかもそれが単年度など一時的なものであれば、もっと大変です。現場は混乱するでしょう。いずれにしても会社から見れば作業量は増えます。追加で経費がかかるケースは少なからずあるでしょう。それでも会社としては、定額減税も社会保険料の補填も政府の指示通りに適切に処理しなくてはなりません。

通常、企業は売り上げや利益に重点を置いているものです。それが会社の存続にとって最も重要なことなので当然です。そして経理や総務は粛々と作業をするように監督しているだけの会社が多いようです。しかし、今年の定額減税など、通常の仕組みや流れでは対処できない時は総務や経理に対し、ただきちんとするように指示するだけではなく、目を向け、必要な支援をし、労うことも必要です。

売り上げや利益の確保、人員の確保も大変な会社も少なくありません。しかし今は、総務や経理にも通常以上に関わる必要があります。

本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。

応援しています!

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