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現状把握は難しい

デスクで書類を見て困った様子の人

オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

業務改善や問題解決に取り組む時、必要なことは何でしょうか?それは正しく現状把握することです。

会社として存続するには業務改善や問題解決に取り組まなくてはなりません。そして、多くの経営者がこれらをどうしたら出来るのかを考え、取り組んでいます。しかし、実際にこれらの取り組みがうまく行っている会社は少ないようです。

業務改善を行なおうとすれば、まず今、どうやっているのかを知らなくてはなりません。具体的には何を、どのような手順で行っているかです。これらを知って初めて、改善のポイントを検討することが出来ます。

問題解決の場合も同様です。解決するには、まず問題が起きた原因を解明しなくてはなりません。そのためには、今どうやっているのかを知る必要があります。今の業務のどこかの作業、どこかの手順が問題を起こしているポイントがあるはずだからです。

ところが、この今、どうやっているのかを正しく把握するのは難しいようです。さらに、今やっていることの問題点や、改善点を見つけるのは、もっと難しいようです。それは、今のやり方に慣れてしまってるからです。見慣れているものは、当たり前のものに見えます。問題もなければ改善できるところもないように見えます。もしかしたら、今していること、今までしてきたことが良いのだと思いたいのかもしれません。これらが否定されたり、批判されることを無意識に避けているのかもしれません。いずれにしても、今していることを客観的に見るのは簡単ではないのです。

しかし、それでは改善点も見つけにくいです。ましてや、問題解決のための原因を究明することも難しいです。現状が正しく把握出来ていない状態で、対策を考えても的外れになります。的外れな対策を決めて実行しても、思うような成果が得られないのも当然です。

業務改善も、問題解決も、極端な言い方をすれば、今していることの否定です。今までのやり方、今していること、今までしてきたことは悪かった、悪いとまでは言えなくても、もっと良い方法があったのにしていなかったことと向き合わなくては出来ないことです。これを社内だけで実行するのは難しいものです。外部の目から見れば改善点を見つけやすくても、外部の人を入れるのには社内から抵抗があるでしょう。それでも業務改善も問題解決もしなくてはなりません。一種の自己否定を社内で出来るまで徹底してさせるのか、外部の力を借りることを現場に押し付けるのかのいずれかを選ばなくてはなりません。そして、これを決断し、推進出来るのは経営者しかいません。

本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。

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