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サッカー日本代表監督に対する手のひら返し

称賛の拍手をする人たち

オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

サッカー日本代表の活躍が注目を集めています。その監督への評価は、どうだったでしょうか?

サッカーのワールドカップサッカーは、日本代表チームの戦前の予想を上回る健闘で盛り上がりました。選手はもちろんのこと、代表監督にも称賛の声が多く上がっています。

ところで、監督のワールドカップ前の評価はどうだったでしょうか?

今回、ワールドカップ本選出場までの道のりは険しいものでした。もしかしたら久しぶりに本戦に出場出来ないのではないかと危ぶまれた時期もありました。何とかギリギリで本戦出場をつかみ取った感じでした。

その頃の代表監督への評価はひどいものでした。監督は、戦略、戦術を決め、誰を代表選手に選ぶのかを決め、チームをまとめ、選んだ選手の中で誰を試合で使うのか、どのように使うのかを決める立場にあります。勝てない時には、その全てに関して批判が集まります。そして監督は酷評され、能力を疑われます。

そこまで酷評されていた代表監督が、ワールドカップ本戦での結果で絶賛されています。戦略、戦術、選手起用、チーム作り、リーダーシップなど全てが素晴らしいと評価されているのです。まさに、手のひら返しです。

今までと違う日程で開催されている今回の大会では代表チームで練習出来る期間が短かったようです。その中でチームを作り上げなくてはなりません。戦略や戦術を浸透させなければなりません。これは難しいことだったはずです。

このような条件の上に、監督の考え方やスタイルも影響したかもしれませんが、予選では良い結果が出ませんでした。しかし、サッカーに関しては素人ですが、チームを作り上げるための過程だったように見えていました。もちろん、本戦に出場出来なければ失敗ですし、本戦に行ってからも結果が出なければ失敗です。そして、失敗の責任を一番問われるのは監督です。

これは経営にも共通しています。成果が出ていなければ批判されます。最終的に成果が出なくて批判されるのは当然かもしれません。しかし、成長に必要な準備や土台を作っている段階でも成果が出ていなければ批判されます。ところが、最終的に成果が出れば、成果が出ていなかった時期の忍耐や努力も、必要なことだと評価されることが多いです。

実は、成果が出ていても経営者が褒められることは少ないです。経営者である限り、成果を出して当たり前と思われているからです。ところが成果が出ていなければ批判されます。それが、先の成長などのために必要な時期であってもです。

将来に必要なことに取り組むためにで、あえて短期的には成果が上がらない時期を覚悟しなくてはならにこともあるでしょう。それでも会社の将来のために、必要であれば批判を覚悟の上で、意思決定を行うのが経営者の役割です。最終的に成果を出すことが経営者に求められていることなのですから。

本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。

応援しています!

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