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人の重要性は分かっていても

職場で笑顔で話し合う三人

オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

人が重要だと考えていない経営者はいません。にもかかわらず、人を大切にしていないと思われている会社は多いです。

業務は人が行っています。業務をこなせるように育てるのには時間がかかります。さらに高い質の仕事をするように育てるには、もっと時間がかかります。その上、そもそも必要な数の人を雇用するのにも苦労している会社も少なくありません。

いずれにしても、会社経営にとって人は重要です。そして、常に優先順位の高い課題です。

そのため、どの会社も採用には力をいれています。そして、社員の育成にも力を入れています。特に最近では、スパルタ教育は通用しません。以前と比べると、説明も丁寧に行い、厳しい指導を避け、優しく接しています。

じっくり大切に育てていると、いつまでも仕事を任せてくれないと不満を持たれます。早く機会を与えて欲しい人が増えているからと、実力が不十分だと分かっていながら任せると、案の定成果は出ません。そうすると、教え方が悪いなどと開き直られるか、落ち込んで立ち直れないかのいずれかです。

そして、いずれにしても辞めていく人が出てきます。期待しているほど成長しません。時代に合わせて育成の方法も変え、気を遣っているのにもかかわらず、です。

いっそのこと、以前のように厳しく育てる方が良いのではないかと考える経営者も増えているようです。それも良いかもしれませんが、厳しく言われた経験の乏しい人が増えています。失敗を極端に恐がる人も増えています。ただ以前と同様に厳しい指導をするだけでは難しいでしょう。

では、どうすれば良いのでしょうか?

その答えはコミュニケーションにあると考えています。まずは相手の話を積極的に聴きます。その上で、こちらの考えを丁寧に、かつ率直にに伝えるのです。そして、相手の気持ちを考えながらも、相手の評価など伝えるべきことも率直に伝えるのです。つまり、コミュニケーションの質を高めるのです。

さらに大切なのはコミュニケーションの量も増やすことです。ただ待っていても、相談してきたり、教えて欲しいと頼んでくることもありません。嬉しい、楽しいだけでなく、困っている、苦しい、辛いなど、気持ちを伝えてくることもありません。こちらから積極的に話してもらうようにしなければならないのです。

今の人は自分らしさを大切にします。個性的であろうとします。一人ひとりの考えや思いを聞いて、対応を変える必要があります。一方、基本的に真面目です。ただ、以前よりも打たれ弱くなっています。ですので、関係構築と維持に手間暇かけることが必要なのです。

これは一世代前の経営者や管理職にとっては大変なことです。それでも、人を育て、活かすには必要なことです。まずは直接指導、育成にあたる管理職の意識を変えなくてはなりません。管理職の意識を変えるのは経営者しか出来ません。そして、経営者自身も、変わらなくてはなりません。

本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。

応援しています!

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