現場力強化を支援している
オフィス・ビブラビです。
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デファクトスタンダード
という言葉があります。
単純に言うと、
自然発生的に出来上がった
標準的な仕様などのことです。
特に法律や条約で
決められている訳では
ありませんが
一般的に当たり前のように
守られている約束事です。
会社ごとに違う
当たり前という基準も
スタンダードと
言えると思っています。
そのスタンダードの中で、
このデファクトスタンダードは
その会社の現場力を表します。

先日、
あるサービス業の現場を
見せていただきました。
その後、
その会社の経営幹部の方と
現場を見て気付いたことについて
お話ししました。
その店舗での
会計の時の手順には
スタッフによって
バラツキがありました。
特にお客様の属性、
例えば常連客とか
一見客などによって
違いがあるのではなく、
スタッフによって
違っていました。
あるスタッフの対応は、
そのお店のお客様層には
相応しくないように
見えました。
手順について会社としての
決め事があるかどうか
経営幹部の方にお聞きすると
決めている
とのことでした。
その店舗の店長は
優しく穏やかな所は
良いのですが、
スタッフに厳しいことが
言えないタイプだそうです。
スタッフの自主性に
任せていると言えば
聞こえは良いのですが、
言い方を変えると、
きちんとした指導が苦手
とのことでした。
会社での決めた
スタンダードはあっても、
現場では、
そのスタンダードは
守る必要がなく
自由にして良い
あるいは、
その現場ごとに
何となく決まった
スタンダードが
当たり前になっている
ということは
多くの現場で
見られることです。
全てを会社が決めることが
良いとは思いません。
しかし現場に
自由にさせていると、
その現場の当たり前が
出来上がります。
そうして出来上がった
デファクトスタンダードが
会社の目指していることと
ズレていれば、
それは問題です。
現場では
多くの人が働き、
忙しい業務の中、
デファクトスタンダードが
出来上がりやすい
環境にあります。
あなたの会社の
スタンダードは
現場で守られていますか？
あなたの会社の現場では
会社が目指すものに
相応しくない
デファクトスタンダードが
出来上がっていませんか？
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
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長尾洋介

経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
２０１１年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE（ビブラビ）はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
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