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会社のパーパス?

route66の書かれた道路

オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

経営には流行りがあります。相変わらず経営戦略で話題に上ることが多いのがパーパス経営です。

パーパス経営に関しては、以前も以下のブログで書きました。

パーパス経営が話題になっています

ミッション=使命、ビジョン=目指す姿も十分、会社の存在意義、価値、目的を表しています。パーパスは目的です。以前から言われているミッション、ビジョンなどとの違いが、考えれば考えるほど、良く分からなくなります。私は、ネーミングが変わっただけで、それほど大きな違いはないと考えています。

会社は公器と言われています。その存在価値は、ただ利益を上げれば良いわけではありません。より良い商品やサービスを提供することで、社会をより住みやすく、便利にしたり、人生を豊かにすることに貢献しなくてはなりません。従業員を雇い、給料を払うことで生活を支えることも大切です。そして、社員だけでなく取引業者、銀行、株主などの出資者、地域社会などの利害関係者、ストックホルダーにも魅力的な会社でなくてはなりません。

パーパス経営では、SDG’sに関連して環境への取り組みや、多様性への対応、あるいはDXへの取り組みなどが含まれることが必要と言われています。これらは、ミッションやビジョンにはなかった内容なのでしょうか?

ミッションもビジョンも、営利目的だけでなく、社会への貢献も含まれていてもおかしくありません。以前から実際に、営利だけではない内容をミッションやビジョンを掲げていた会社はありました。ただ、ミッションやビジョンに社会貢献などの要素が含まれないと魅力的な会社と見なされなくなっただけです。

ビジネスでは新しい戦略や用語が次から次へと生まれます。そして、流行りもあります。パーパス経営も新しく注目されていますが、実際は新しい名前を付けているだけと捉えたらどうでしょうか?ミッション、ビジョンに社会貢献の要素を加えることが求められている、ではダメなのでしょうか?

新しい戦略や用語が出てきても、その多くは以前からある戦略や考え方を今の時代に適応するように応用したものに過ぎないものがほとんどです。ただ、パーパス経営を取り入れていると宣言すること自体に意味はありません。しかし、最新の戦略を取り入れていることを、言葉も含めて対応しなくてはならないのも現実です。例え、中身はほとんど変わっていなくても、です。

そして、戦略を見直し、今風の名前を付け、それを社内外に知らしめ、実行するのは経営者の役割です。本当に経営者は大変です。

だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。応援しています!

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