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ニュースを見ていない?

人の前に立って伝えている男性

オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

時事ニュースを知ることは、ビジネスパーソンにとって必要なことです。しかし、時事に疎い人が増えているようです。

ゴールデンウイーク前に、新型コロナウイルス感染拡大防止のための自粛要請が緩和されました。例えば、飲食店での会食の人数の上限などです。この制限の緩和の発表を受けて、街頭インタビューの様子を偶然テレビのニュースで観ました。

インタビューを受けていたのは、就職活動中のリクルート•スーツを着た男子学生二人組でした。その二人の回答に驚きました。制限が緩和されたことどころか、制限があったことも知らなかったのです。当然、以前から制限以上の人数で飲み会をしていたそうです。

最近はニュースを見ない人が増えていると言われています。ニュースを見ている人でも、ネットのニュースしか見ない人も増えています。ネットのニュースは便利です。ネットのニュース•サイトでは、以前に見たニュースなどの情報を元に、興味のありそうなニュースを優先して表示してくれます。興味のあるテーマのニュースは目に付きやすく、情報は集めやすいので助かります。しかし、逆に言えば、重要であっても興味のない情報は目に触れにくくなります。

ビジネスの情報収集は、特定のテーマに偏らず、浅くても良いので広く知ることが大切です。ただ視野を広げるだけでなく、自分の仕事に直接関係なくても、影響のある情報があるからです。そこで、以前から勧められているのは、見出しだけでも良いので、新聞の全てのページに目を通すことです。

今回インタビューを受けていたのは就職活動中の学生です。私は、就職試験や面接への対策として時事ニュースに目を通している可能性が高いと思っていました。新型コロナはビジネスにも、働き方にも関係のあるテーマです。そのニュースを知らないだけでなく、知らないことを平然と答える様子にショックを受けました。

就職活動中の学生ですら、時事ニュースに疎いのです。一般的なビジネスパーソンは、もっと疎くてもおかしくありません。実際、私が接するビジネスパーソンに対し、詳しくは知らなくても、話題になっていることくらいは知っているだろう、という期待を裏切られることも少なくありません。

マスコミで取り上げられる情報は膨大です。しかし、多くの情報に触れる中で、自分の仕事には直接は関係ないと思われても、影響がある可能性に気付くことが出来るようになります。言い換えると、情報感度を高めることが出来るのです。

今、触れる情報が偏り、情報感度が低いビジネスパーソンが増えています。これは現実です。この現実を踏まえて、人材育成にニュースに目を通し、読み解くことを組み込むことも良いでしょう。方針の伝達や、指示、命令に背景となっている情報を多めに加える必要があるかもしれません。

これらは手間のかかることです。そして、これらの実行を推進するのは経営者の役割です。

本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。応援しています!

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