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助成金か自粛要請緩和か

懐中時計とコインの山

オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

新型コロナウイルスの影響が一年半以上続いています。ワクチン接種が進む中、ビジネスの環境も転換期を迎えそうです。

日本は、法的にロックダウンなどの強制措置が採れません。そこで、自粛要請などで新型コロナウイルスに対処してきています。

自粛要請に応じた会社には十分とは言えませんが、支援が行われてきました。極端な言い方をすれば、ビジネスを止めたら、その損失の一部を補填します、という対策です。企業はビジネスをして利益を上げるためにあります。ところが、今まではビジネスをすることよりも、補填の手続き、存続するための金策が優先してきた会社も少なくありません。

今、ワクチン接種が進んでいる中で、自粛の段階的解除が話題になっています。これは一つの転換期になると思っています。

もちろん今はまだ医療はひっ迫しています。陽性者への対応や医療体制に問題があると思います。しかし、ひっ迫しているのは現実です。段階的に解除するとしても、医療のひっ迫が一定のレベルで収まってからになるでしょう。段階的に解除されたとしても、医療がひっ迫すれば、また逆戻りすることもあるでしょう。海外と同様に、古い歌の歌詞ではないですが、三歩進んで二歩下がる、ことを繰り返すかもしれません。

段階的に解除するにしても、さまざまな条件や制約が加わると思われます。社内外との人と人との接触場面での感染防止対策も求められるでしょう。ワクチン接種済みか陰性証明を持っている、いわゆるワクチンパスポートを持っている人と持っていない人への対応を変えることも求められるでしょう。一方、自粛解除が進めば当然、自粛に応じた場合に得られた支援も縮小すると思われます。

そしてお客様の行動も読めません。すぐに新型コロナウイルス以前に戻ることはないでしょう。何をすれば元に近い行動をしてくれるのかも分かりません。

このように、自粛が段階的に解除されても、不確定な要素が多い不安定な状態が続くと思われます。それでも、助成金をもらうよりも、自粛要請が緩和される方を好ましいと思っている経営者が多いようです。金策と支援を受けるための手続きに追われるよりも、ビジネスで稼ぐことに重心を置けることを歓迎しているようです。

平常時でも経営は大変です。今後の不安定な環境の中でかじ取りをするのは、平時以上に大変です。会社のかじ取りは経営者しか出来ない役割です。本当に経営者は大変です。

だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。応援しています!

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