神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
意見が出ない会議の雰囲気は重苦しいものです。
意見を求めたり、質問しても発言がないと、会議の進行役であるファシリテーターも困ります。
ところが、ファシリテーターが変わると、同じ言葉がけや質問でも発言が出て来ることがあります。
何が違うのでしょうか?
コミュニケーションに関係する用語で、ストロークという言葉があります。
ストロークとは、簡単に言うと、言葉に乗っている感情や思いなどのメッセージです。
言葉の意味だけでなく、言葉遣いやトーン、目線や表情、仕草も影響します。
心から意見を聞きたいというメッセージが伝わっていれば、発言してもらえる可能性が高くなります。
逆に参加者の発言を迷惑だとまでは言わなくても、軽視するストロークだと、発言が少なくなる可能性が高まります。
ワーク・ブレイクダウン・プログラムでは、全ての参加者からアイデアを意見を発言してもらうことを重要だと考えています。
そこでファシリテーターは、常に伝わっているメッセージに注意を払っています。
人には、さまざまな癖があります。
本人が意図しないメッセージが乗っていることは少なくありません。
伝えたいことが、伝わっていないかもしれません。
実際には、自分が思ってもいないことが伝わってしまっているかもしれません。
これは意識して情報を集めないと、自分で気付くことは難しいです。
・相手の反応を観察する
・相手に伝わっていること尋ねる
・コミュニケーションの知識を持っている人からフィードバックを受ける
などが必要です。
ストロークを通して伝わっているメッセージに注意を払うことは、ファシリテーターの役割を果たす上で、非常に重要なことです。
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オフィス・ビブラビのサービス
執筆者、長尾洋介のプロフィール
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経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
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