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【当然と考えられていることを全員で疑う】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
会議で何かを評価したり、対策を検討している場面を見ていて、気になることの一つに、合意は出来ているのに、何か腑に落ちない様子の参加者が多いことがあります。
十分に議論は尽くされ、一旦は全員納得した結論なのに、なぜこのようなことが起こるのでしょうか?


議論の過程では、さまざまな意見が出ます。
その意見について、その意味や背景を共有した上で合意に至りました。
論理的にも問題ない結論です。
実はここに論理の限界があります。
現状を評価する場合、その評価項目や評価基準は決まっていることが多いです。
解決策を選択する場合の評価基準も与えられていることが多いです。
会社の決まり事だけでなく、業界の常識など、当然と考えられていることは多いものです。
そして、これらは議論されることなく、論理的判断に影響を与えます。
当然と考えられていることに初めて触れる時は、多少疑問を持っても常識だと受け入れます。
しばらくすると、疑問も感じず、当たり前になります。
全てに関して、一から考えたり決めたりしていると、時間がかかって仕方がありません。
常識や決められたルールがあることは効率を考えても価値があります。
ところが、新しい局面で対策を考えている時には、当然と考えられていることをそのまま当てはめると、かえって納得感が得られない結論にたどり着くことがあります。
頭では筋が通っていても、何か違う感じがするのです。
この感覚的なことを軽視してはいけません。
ワーク・ブレイクダウン・プログラムでは、丁寧に議論しても納得感が得られない場合には、当然と考えられていることを疑ってみることを勧めています。
疑うことは、否定することではありません。
常識や会社の定める基準やルールには、背景となる理由や前提があります。
当然と考えていることの裏側を知り、共有することが重要なのです。
参加者が合意した内容に納得感を持たせる上で、時と場合によっては、当然と考えていることを全員で疑ってみるのも効果的です。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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