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強硬な意見の扱い方

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オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

社内から強硬な反対意見や、要求を受けることがあると思います。どのように扱うと良いのでしょうか?

会社の方針やルール、指示に対して、人によって評価は違います。人によって考え方も意見も違うのは当たり前です。会社の方針やルール、指示を社員全員が良いと思って欲しいと思うかもしれませんが、現実的ではありません。

そして人によって意見だけでなく、その強さも違います。例えば会社の方針に対して否定的な人にも、少し問題があると感じている人もいれば、間違っているから改めるべきだと考える人もいます。会社への要望がある人でも、だといいな、という人もいれば、絶対に通したいと思っている人もいます。

人によって意見も強さも違う中で、よく耳に入り、目に付くのは、強い意見です。その内容は会社の方針やルールへの異論や会社からの指示への反論、会社への要求がほとんどです。意見を言う人にとって、どうしても会社に聞き入れてもらいたい内容です。聞き入れられるまで、事あるごとに主張してくるでしょう。

意見や要求の内容によっては現実的に対応出来ないこともあるでしょう。会社として譲らないこともあるでしょう。しかし、意見や要求が上がって来れば、無視するわけにもいきません。検討し、回答し、対応すると決めれば方針やルールを改めなくてはなりません。

しかし、同時に確認する必要があることがあります。それは上がっている意見や要求に対する社員全体の姿勢の分布です。

会社の方針やルール、指示に全員が完全に満足ということはありません。完全に満足、まあまあ満足、特に何も思っていない、どちらかと言うと不満、完全に不満、など人によって違います。少なくとも、完全に不満な人が全員ということはないでしょう。強硬な反対意見や要求が社員の総意であることもないでしょうし、大多数かどうかも分かりません。

現状に強い不満がなければ、人はあえて意見を表明したり、要求を突き付けたりしません。そのような現状を容認している人が大多数のケースも少なくありません。いわゆるサイレンスマジョリティです。逆に強硬な要求に応えて現状を変えると、サイレンスマジョリティの中から強硬な反対意見が出ることもあります。

強硬に意見や要求を突き付けて来る社員に対処するのは大変です。応えられない、応えないなどの場合は、何度も主張が繰り返されるでしょう。しかし、応えることが出来ないこともあれば、応える必要がないこともあります。それを判断し、矢面に立って対処するのも経営者の役割です。

経営者は本当に大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。応援しています!

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