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【人への任せ方3種類を使いこなす現場力(4)】

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人に業務を任せるのは
経営者や管理職にとって
必須のスキルと言えます。
そんな、
業務を任せるスキル
について、
5回に分けて考えてる
4回目です。
前々回から、
それぞれの任せ方を
順番に見ています。
今回は、
任せ方の種類の中の
丸投げ
です。


丸投げは一般的に
良いと思われていません。
しかし実は
現場の社員の話を
聞いていると、
丸投げであると感じている
指示や命令が多いようです。
この一連のブログに
書いてきたように、
どんな業務にも
背景や前提、
目的や目標、
さまざまな制限や条件が
あるものです。
目的や目標だけを伝え、
その他の必要な情報を
十分に伝えないで
業務を任せることを
丸投げ
だと考えています。
丸投げの一番の問題は、
与えられた情報と
任せられた社員の
知識やスキルや能力では
任せられた業務が
こなせないことです。
ただし私は
丸投げ自体が
良いとも悪いとも
考えていません。
丸投げには
いくつか種類があります。
あえて難しい業務を与えて、
一気に社員の能力アップを
計る目的で行う丸投げ。
任された社員が自分で
方法を考える中で、
業務を進めるには
必要な情報や資源が
あることを知るなど、
学びの機会として行う丸投げ。
この二つは、
社員の育成と言う意図を持って
丸投げしています。
ところが、
そうではないケースも
多く見られます。
任せる側の意図や理由はともかく、
その業務の進め方について
十分に自ら考えることなく
任せているケースです。
これでは、
社員が行き詰って相談に来ても、
相談に乗ることも出来ず、
支援を与えることも出来ません。
準備をしていないので
当然です。
相談をした社員は、
自分でするのが面倒だから
他人に任せたという
印象を持ちます。
これが一般的に
評判の悪い丸投げの
パターンです。
丸投げは、
社員を成長させるために
使うことが出来ます。
しかし、
準備を怠ったり
方法を間違えると、
社員の自信を失わせたり、
社員のやる気を削いだり、
上司への信頼を失ったり
することになります。
人に任せる3種類の中で
特に丸投げは
必要な準備を怠ると
効果よりも逆効果が
大きくなります。
次回は最終回として、
業務を任せ方の
使い分けについて
考えます。
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
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