現場力強化を支援している
オフィス・ビブラビです。
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聴くことの大切さは
常識となりつつあります。
コーチングや
傾聴を学んでいる人が
しばしば使う相槌に
「分かります」
という表現があります。
相手の言っていること、
気持ち、
考えなどを
理解しました、
という意味です。
ところが
この表現は、
逆効果のことも
少なくありません。

傾聴の目的は
相手のことを
理解することです。
しっかりと聴き、
理解し、
共感する。
このことが
関係を深めることに
必要なことは
間違いはありません。
ところが私自身、
何度か経験したことですが、
「分かります」
と言われて、
不信感を抱いたり、
反感を感じたことが
あります。
関係を深めるどころか、
関係を壊してるのです。
なぜなのでしょうか？
それは、
話している側が
相手が理解していると
感じていないからです。
聴く人の
表情や反応から、
相手の理解が
自分の考えや思いと
ズレていると
感じている時に、
「分かります」
と言われると、
どうでしょうか？
これ以上話しても
分かってもらえない、
本当に理解しようとは
思っていない、
などと感じます。
こちらに
伝えたいことがある場合は
さらに伝えようと
努力するかもしれません。
しかし、
コーチングなどの場面や、
相手からの希望で
意見などを聞きたいと
言われている場面では、
これ以上話す気を
なくすことは
想像出来ると思います。
相手を理解したことや
共感や同意を表現する前に
しなくてはならないのは、
本当に理解出来ているかどうか
確認することです。
理解出来ている
という思い込みが、
本当の理解を
遠ざけてしまいます。
その遠ざける
きっかけになる言葉の一つが
「分かります」
なのです。
効果が高いだけに
間違った使い方をすると
逆効果も強いのです。
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
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長尾洋介

経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
２０１１年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE（ビブラビ）はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
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