オフィス・ビブラビの長尾です。ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。
多くの業界で人手不足です。にもかかわらず失業率は上がっているようです。
先日発表された統計によると、完全失業率は上がっているそうです。つまり、仕事を探している人が増えているはずです。しかも完全失業者は200万人に迫っています。ところが、人手不足で困っている業界、会社も多いです。
そもそも、失業者、求職者とされている人は仕事を探している人だけなのでしょうか?
実際には働く気持ちはなく、失業手当をもらうなどのために求職活動している人も多いです。もちろん、仕事を探している人も多くいるでしょう。そんな人は、条件に合う仕事がないと言います。地域、時間、業務内容、収入など、状況は人によってさまざまです。現実的な話、全て希望通りの仕事を見つけるのは難しいでしょう。
今、働いている人でも、全てが望み通りの人はほとんどいません。条件を満さなければ働かないとすれば、本当は働くつもりがないか、無理や我慢してまで働く必要がない人でしょう。少なくとも、生きるために働かなくてはならない状況にはない人が多いのでしょう。
一方、人手不足に困っている会社は多いです。2025年問題と言われる労働時間規制の影響で、トラックや宅配便、バスの運転手などが不足します。これらの業界は、そもそも以前から足りていません。
他にも以前から、人手不足が問題化している業界は多数あります。学校の教師、保育士、介護士、農業や漁業などの第一次産業、救急対応の医師、救急隊員、災害時の公務員などです。これらの仕事に就いている人は、過酷な業務を無理してこなしてくれています。。
どれも必要な仕事です。普段は気にすることもないでしょう。多くの人が今、直接必要としていないから気にならないだけです。それでも、誰もが必要とする時があることです。そんな時に人が足りないからと止められては困ります。そうなって初めてこれらの業界で人出何足りないことの重大さに気づくのです。
人手不足の業界は長時間労働となっている仕事も多いですが、十分に人がいれば改善できるでしょう。そして、先に上げた業界の多くは収入が全産業平均よりも少ないです。賃金を引き上げることで、働こうと思う人も増えるでしょう。このように、待遇を改善することが必要だと考えています。
そして、これらの仕事の中には資格が必要なものも少なくありません。資格が必要な仕事なら資格取得を支援することも必要でしょう。
これらの労働条件は改善すべきです。しかし、働ける人は、できる仕事をして欲しいとも思っています。少子高齢化で、働き手が減っています。今後はもっと減っていきます。今以上に人手不足となるでしょう。働ける人が働かないで良い状況ではないと思うのです。
完全失業者数が増えているニュースを見て、その数が人手不足が問題となっている業界に不足しているとされている数の合計よりも相当少ないことに気づきました。働かざる者食うべからず、は死語かもしれませんが、働ける人には、希望通りでなくても働いて欲しいと思います。
そして、企業は企業で、より働きやすい会社になるように労働条件の改善に取り組まなくてはなりません。逆に、会社としてできることは、これしかありません。働きやすい環境を整えることで、人材確保を有利に進めることができるでしょう。採用に強い会社かどうかは、今後の会社の将来を左右する大きなテーマです。
もちろん、人材確保も労働条件改善も経営者が中心となって進めなくてはならない課題です。本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。
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経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
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