オフィス・ビブラビの長尾です。
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ハロウィンで混雑した韓国の繁華街で大きな事故がありました。この事故のニュースを知らない人がいました。
新型コロナで自粛が続いてた影響もあるのでしょうか、韓国の繁華街にはハロウィンを楽しむために多くの人で混雑し、群衆雪崩が発生し150人以上の方が亡くなりました。この事故が起こったのはハロウィン当日、10月31日の二日前でした。
先日打ち合わせが始める前、若い従業員の方と雑談をしていました。その日はハロウィンの当日でしたので、夜に何か予定があるのか尋ねると、にぎわっているだろうから街に行くつもりだと言っていました。そこで、韓国で事故も起こったし、気を付けて楽しむように伝えました。その時、その従業員は、韓国で何かあったのですか?と聞いてきました。概要を伝えると、スマホで検索して確認していました。
韓国の事故は、二日前からトップで扱われ続けていたニュースです。詳しくは知らないとしても、事故があったことくらいは知っていると思っていましたが、全く知らないことに驚きました。
そう言えば、以前ブログにも書いたことがあります。新型コロナに関連して会食の自粛規制の緩和が発表された日、街頭でインタビューを受けていた就活生の話です。彼らは、そもそも会食に自粛が求められていたことを知らなかったのです。
就職の面接などでは時事について問われることがあります。就職活動準備としてニュースを見ることは必要です。就職活動真っただ中でさえ話題になっているニュースを知らなかったのです。
そもそもニュースを見る習慣がない人が増えているようです。ニュースは、ただ会話のネタを仕入れるためにあるのではありません。自分の仕事に関係ある記事があれば、その影響を考え、対応を考えるために新聞を読むのです。毎日新聞を読むのがビジネスマンの常識と教えられて育った私には想像も出来ないことです。
ニュースを知ることは仕事には必要なことです。自分で見ないということは、知る必要があることは、誰かが伝えてくれるものだと思っているのでしょうか?
自らニュースを見ることは常識だと教える方がよいのでしょうか?
それとも時代が変わったと受け入れ、自らニュースを見ないことは放置して、こちらから情報を与える方が良いのでしょうか?
ニュースも、そこから得た情報を元に何をすべきかも人から教えてもらっていれば楽だと思います。しかし、これでは考える力も付きません。現実的な新たなアイデアを思いつくこともないでしょう。能動的に行動しているとは言えません。典型的な指示待ち社員です。
一方、ビジネスマンとして成長したい社員もいるでしょう。ビジネスマンとして成長するには、ニュースを自ら調べ、考える習慣を身に付けることが必要です。その積み重ねが力を付けることにつながるのです。
今は押し付けることは出来ない時代なのかもしれません。それでも、自らニュースを読み、考え、そこから何かを見出すことを推奨することを止めてはいけません。その上で、仕事に関係のあるニュースと、その影響や、すべき対応については積極的に伝えなくてはなりません。勧めてもニュースを読まない人にも、知っておいてもらわなくてはならないことは、知っておいてもらわないと困ります。そして、成長したいと思っている社員にとっては、自分で考えたことの一種の答え合わせになり、ニュースを見る目を養う助けとなるでしょう。
以前では常識だったことを強要することが出来ない、あるいは要求してもしない人がいるのは、新聞を読む、ニュースを見ることだけではありません。それでも、全ての従業員にきちんと仕事をしてもらわなくてはなりません。以前の常識が通用しないことも受け入れながら、対処しなくてはならないのです。
これを組織として実行する上で先頭に立って推進しなくてはならないのは経営者です。本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。
応援しています!
経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
長尾洋介プロフィール
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