神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
現場が抱えている問題について相談を受けることが多くあります。
経営者も管理職も、そして現場の社員も真面目に仕事をしています。
それでも問題が起きています。
誰が悪いのでしょうか?
このような相談を受けると、まず経営者や管理職、そして現場の社員から話を聞きます。
関係者全員、一生懸命自分の仕事をしています。
そして、経営者や管理職は現場の社員に、現場の社員は経営者や管理職に原因があると考えていることがほとんどです。
聞いていると、それぞれの主張や意見は正しいように思えるものです。
さらに現場を見せてもらいます。
事前に聞いたことを参考にしながら観察します。
そして原因の仮説を立てます。
あくまでも仮説です。
聞いて見ただけで、本当の原因が特定出来るほど、組織の問題は分かりやすくありませんし、単純でもありません。
その上で、起こっている問題の解決をテーマにワーク・ブレイクダウン・プログラムを実施すると、仮説の検証が出来ます。
そして、問題の原因が特定出来れば、その解決策について検討することが出来ます。
実際に多くの現場の問題に関わった経験から言うと、経営者や管理職、そして現場社員の誰か特定の立場、特定の人が原因であることは、ほとんどありません。
関係者全員に、何らかの原因があります。
何か問題が起こると、責任者を特定しようとすることが多いです。
私は誰に責任があるかには関心がありません。
関心があるのは、問題を解決することだけです。
会社の問題を解決する場合、関係者全員に何か変えなくてはならないことがあります。
誰が悪い、あるいは誰に原因があるかと問われれば、関係者全員に問題があるのです。
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オフィス・ビブラビのサービス
執筆者、長尾洋介のプロフィール
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経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
長尾洋介プロフィール
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