オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。
夏のボーナスの季節です。新型コロナや原材料費高騰の影響で、ボーナスを支給できない会社も少なくありません。
新型コロナウイルスの影響で続いていた経済活動の自粛が緩和されてきました。仕事が増え、忙しくなった会社も少なくありません。コロナ前と同じ忙しさでも、二年以上のブランクもあり、現場の従業員は業務をこなすのに苦労しています。
6月、7月は夏の賞与、ボーナスの季節です。この時期、大企業のボーナス水準がニュースとして取り上げられます。経済活動が戻って来つつある中、コロナ以前とまではいかなくても、直近二年と比べると増やしている会社が多いようです。
ところが、新型コロナウイルスが流行し始めてから、経営状況は苦しい会社が多いです。営業利益はマイナスです。補助金、給付金を活用しながら、何とか事業を続けて来た会社も多いです。雇用調整助成金を使って、何とか従業員の解雇を避けて来た会社も多いです。これらの公的支援があっても経営は厳しく、資金繰りは火の車の会社も少なくありません。実際、多くの中小企業が厳しいままです。
さらに新型コロナウイルスの感染は再拡大しています。原材料費の高騰は続きそうです。経営にとって先が見えない状態が続いています。手元の資金繰りは苦しく、先にも不安要素が多いのが現状です。気持ちはあっても、ボーナスを出せる状況にはない会社が多いです。そこで、ボーナスの支給をしないと決めた会社、支給するとしてもボーナスと呼べないくらいの少額の支給に留める会社が多いようです。
本来、ボーナスは、それまでの業績に応じて支払われるものです。今、忙しいから出るものではありません。今後、業績が伸びる可能性が高いから、従業員に頑張ってもらうための先行投資でもありません。直近の業績が悪くければ出なくてもやむを得ないものです。
一方、従業員は、今、忙しく、頑張っています。マスコミの報道などを見て、大企業でボーナスが増えていることを知っています。自分もコロナ前とまではいかなくても、ある程度もらえるのではないかと期待している従業員も多いです。その中で、ボーナスが出ないことに不満を感じている従業員も少なくないようです。
現状をきちんと説明して従業員の理解を求めることは大切です。しかし、全ての従業員が納得してくれることはないでしょう。親の苦労、子知らずではありませんが、経営者の苦労、従業員知らずです。
あらゆる制度を利用したでしょう。あらゆる所に頭を下げたかもしれません。そうして、会社を存続させ、雇用も守って来たはずです。そしてボーナスを出したいでしょう。それでも、ない袖は振れないのです。このように、苦労が報われない気持ちでいる経営者は多いようです。
本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。
応援しています!
経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
長尾洋介プロフィール
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