ビブラビ記事一覧

事業計画は周知されていますか?

指揮者とオーケストラ

オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

会社は毎年、事業計画を作っています。それは社内に十分周知されていますか?

毎年作る事業計画は、その年度の会社の目標、そして目標を達成するためにすることが書かれています。年度始めには、多くの会社が社内に向けて発表し、説明していると思います。

ところで、社員にとって事業計画は、どんなものでしょうか?

全社の計画数字は大きすぎてイメージがわかないでしょう。目標達成のためにすることも、イメージでは理解出来るかもしれませんが、どのように自分と関係があるか、自分に何かしなくてはならないことがあるのかどうかはイメージ出来ていないことが多いです。極端な言い方をすれば、ただの絵であって、自分の仕事には関係ないものと見ているのです。

ところが、会社がしていることは、一人ひとりの社員の行動にブレイクダウン出来ます。逆に言えば、一人ひとりの行動が全体として合わさったものが会社全体がしていることになります。一人の社員の一つの行動は、会社全体から見れば、些細なものです。しかし、その積み重ねが会社全体の動き、結果を決めます。

事業計画に書かれている数字は大き過ぎます。事業計画に書かれている項目は大雑把過ぎます。使って良い予算も、製造も販売も同じです。会社全体の数字では、個人から、見ると現実味を感じないのです。その結果、ただ事業計画を示し、説明しても、社員には自分ごとには感じられないのです。

事業計画が計画通り進んでいない場合、会社は再度事業計画と現状を説明するでしょう。しかし、そもそも自分には直接関係ないと思っている社員には、届きません。馬の耳に念仏です。

そこで必要なのは、会社全体の数字や取り組む課題などを社員に自分ごとと感じてもらうことです。

会社全体の動きや結果は、社員一人ひとりの行動によって決まります。日々の業務を行う中で、どのように判断し、どのような行動をしたかが会社全体の結果を左右するのです。ですので、社員の日々の判断基準として使える形で事業計画をブレイクダウンして伝えなくてはならないのです。

事業計画に書かれてある数字も、部門や現場のチーム、さらには一人の社員にまでブレイクダウン出来ます。項目も現場で使えるようにブレイクダウン出来ます。こうして、社員が日常の業務の中で意識出来るようにして伝えなくてはなりません。

事業計画を現場で使えるレベルまでブレイクダウンしなくてはなりません。

現場の社員が使えるレベルまでブレイクダウンするのは簡単なことではありません。そして、相当な量の作業です。そして、ブレイクダウンしたものを全社くまなく伝えなくてはなりません。さらに、それを現場の一人ひとりの社員が判断基準として活用して、行動するように指導、監督、管理しなくてはなりません。

事業計画を絵に描いた餅ではありません。実行し、実現しなくてはなりません。そのために事業計画はあるのです。これを組織に行わせるのは経営者の役割です。

本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。

応援しています!

アーカイブ

オフィスビブラビ公式Facebook

PAGE TOP