会社の強さを決める要素はさまざまです。
中でも所属する個人の力は重要です。
会社を強くするには個人の成長も欠かせません。
目次
会社はスポーツのチームと似ている
会社は多くの人で構成されています。
そして、所属する人は協力して事業を行っています。
これは、スポーツのチームと似ていると考えています。
スポーツのチームの力を決めるものとして、戦略や戦術、チームワークが頭に浮かぶと思います。
しかし、どのような戦略や戦術を採用出来るかは、メンバーによって制約を受けます。
そして、メンバーに力がなければ、適切な戦略や戦術を選び、メンバー全員がそれらを理解し、協力して実行しても強いチームにはなりません。
これは、会社にも同じことが言えると考えています。
個々のレベルアップが全体の能力に影響を与える
有名なTOC(制約条件の理論)でも、チーム全体のパフォーマンスは最も弱い所に従属するとされています。
つまり、チーム全体の力は、最も力のないメンバーの力によって決まるのです。
言い換えると、会社を強くするには、個々のレベルアップが必要なのです。
もちろん会社の強さを決める要素の中で、戦略や戦術、組織も大切です。
しかしそれらと同じかそれ以上に、そこで働く人の力も重要なのです。
求める能力を明確にする
働く人の力が会社を強くするとして、働く人の力とは何なのでしょうか?
このように質問すると、能力という答えが返ってくることが多いです。
能力のある人、能力を伸ばす、などは、一般的に使われる表現です。
しかし、能力という言葉は抽象的です。能力を強化する、と言っても、ただの掛け声に終わってしまいます。
会社によって、部門によって、立場によって、担当する業務によって必要な能力とそのレベルは違うでしょう。
まずしなくてはならないのは、それぞれのポジションに合わせて、必要な能力とレベルを明確にすることです。
そのために必要なのは、能力を具体的にブレイクダウンすることです。
そしてブレイクダウンした能力に求めるレベルを言葉で表現することです。
これらが出来て初めて、能力の強化に取り組むことが出来ます。
逆に言えば、求める能力が明確になっていなければ、個人の能力アップには取り組めないのです。
人を育てることは重要課題
個々の能力を強化するには必要な手順があります。
- ポジションごとに必要な能力とそのレベルを明確にする
- 個人の今持っている能力とレベルを把握する
- 何に取り組む必要があるのかを選ぶ
- 実際に強化に取り組む
人を育てるのは簡単ではありません。
しかし、会社を強くするには、個人の能力を向上させなくてはなりません。
会社を強くすることを目指すならば、人を育てるのは重要課題なのです。
経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
長尾洋介プロフィール
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