神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
ビジネスでは、他の人に説明しなくてはならない場面が多くあります。
説明する能力の評価は、どのようにして決まるのでしょうか?
目次
関心の高い人が多いコミュニケーションのスキル
最近はスキルに高い関心を持つ人が多いようです。
説明はコミュニケーションの一部です。
コミュニケーションは、企業が採用の選考で重視していると言われています。
その影響もあるのでしょうか、特に若い人のコミュニケーションのスキルを高めることに関心が高い人が多いようです。
若い人に多いコミュニケーション・スキルの高い人
最近の若い人は、プレゼンテーションが上手だそうです。
分かりやすく説明するためには、説明する内容や順番、表現に工夫が必要です。
そして、もちろん話し方も大切です。
その全てにおいて、1世代前の人と比べて、数段優れているようです。
また、子供の頃から求められているからかもしれませんが、自分の意見や考えを持っているようです。
そのためか、意見を求められると、きちんと意見を話すことが出来ます。
そして、人前で話すことに慣れている印象を受けます。
コミュニケーション能力に問題のある若手が多い?
このように、説明に必要なスキルは非常に高いものを持っている若い人が多いようです。
しかし、会社の評価を聞くと、最近の若手社員で問題があるのは、コミュニケーション能力だという答えが、一番多く聞かれます。
説明するスキルは高いのに、コミュニケーション能力は低いのです。
どこに問題があるのでしょうか?
スキルの高さだけでは能力は高くならない
スキルは知識であり、技術です。
研修や学習することで、身に付けることが出来ます。
一方、能力は成果や結果で評価されます。
つまり、スキルを現場で使う応用力が能力です。
説明について言うと、分かりやすく伝えるのはスキルです。
しかし、分かりやすく伝えれば、相手に伝わるわけではありません。
伝える内容によっては、場所やタイミングを考えなくてはなりません。
相手に合わせて表現を変えなくてはなりません。
相手の反応によっては、言い方を変えたり、説明を繰り返したり、順番を変えることも必要です。
コミュニケーションは相手があって初めて成り立つものです。
いくら分かりやすい説明をしても、相手に伝わらなければ、価値がないのです。
つまり、説明のスキルが高く、内容が正しくても、説明が上手でも、説明の能力が高いと評価されることはありません。
説明する能力は、相手に理解してもらい、納得してもらうことが出来るかどうかで評価されるのです。
説明能力を高めるには、スキルの向上だけでなく、相手を観察し状況を判断する力、状況に合わせて臨機応変に説明方法を変える応用力を高めることが必要なのです。
これを理解し、スキルと同様に能力の向上も意識しているのも、現場力の強いビジネスパーソンの特長の1つです。
経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
長尾洋介プロフィール
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