神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
ビジネスでは、良いことや悪い事、さまざまなことが起こります。
このようなリスクに対し、どのように備えると良いのでしょうか?
リスクという言葉を使いました。
リスクと聞くと、悪い事が起こる可能性と思っている人が多いと思います。
しかし、リスクは何かが起こる可能性のことですので、良いことが起こることも含まれます。
良い事の例として、予想以上に急にビジネスが拡大すると、何が起こるでしょうか?
人が足りない、仕入れが出来ない、生産が追い付かない、商品が運べない、そして資金が足りない、などのことが起こる可能性があります。
良いことが起こるリスクも想定しておくことも必要です。
しかし、多くの人が思っているような、悪いことが起こるリスクの方が、起こった時の事態は深刻です。
先週、台風が西日本を襲いました。
幸いにも、事前に言われていたよりも、被害は少なかったようです。
台風などの災害に関しては、最悪の事態を想定して備えるように言われます。
つまり、思った程の被害も影響もないことが、ほとんどなのです。
では、備えをするように訴える必要はないのでしょうか?
備えるように言われても、備えなくても良いのでしょうか?
台風のように、被害の想定はともかく、来ることが分かっていても、十分に備えない人がいます。
実際、大きな被害が出ないことが多いので、備えなくても大丈夫という意識が強くなります。
気象庁などの警戒への呼びかけは、オオカミ少年のようになります。
しかし、リスクは存在します。
何回かに1回、あるいは何十回に1回かもしれませんが、大きな被害が出ることがあります。
備えをしていなければ、被害や影響は、より大きくなります。
これは、ビジネスのリスクも同じです。
しかも、いつ起こるかは分かりません。
では、備えはどうしますか?
リスクは、見て見ぬ振りをしてはいけません。
無視してもいけません。
影響を実際よりも小さく評価してもいけません。
リスクに対しては、ある程度楽観的である方が良いですが、軽く考えるのも問題です。
どのような事態が起こるかを想定し、影響を推定し、備えの必要性を判断し、必要な備えを行う。
これがリスクに対してする必要のあることです。
これを理解し、実行しているのも、現場力の強い経営者の特長の1つです。
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オフィス・ビブラビのサービス
執筆者、長尾洋介のプロフィール
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経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
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