神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
効果的に議論を進めるにはプロセス設計と管理が重要です。
そして各プロセスにもプロセスがあります。
各プロセス自体の目的は、次のプロセスに必要な材料を準備することです。
ただ単に次のプロセスのために必要な材料が分かっていれば、準備出来るわけではありません。
各プロセスの中にも、効率的に効果的な材料を準備するプロセスがあります。
その基本形は、拡散から収束です。
拡散は、準備する材料のための、素材を集めるプロセスです。
ワーク・ブレイクダウン・プログラムでは、この素材をピースと呼んでいます。
ピースを集める時に行う代表的な方法が、ブレイン・ストーミング、いわゆるブレストです。
ブレイン・ストーミングで重要なのは、関係がありそうなピースを出来るだけ多く出すことです。
ここで大切なポイントは、関係あるかどうかも限定していないことです。
拡散のプロセスでは、ピースを出すことに集中します。
一切の判断や評価は加えません。
全く関係ないと誰もが納得すること以外、関係あるかどうかの判断も行いません。
徹底してピース出しに集中します。
拡散が終われば、収束のプロセスに入ります。
収束のプロセスは、多くの場合、さらにいくつかのプロセスに分けることが出来ます。
どのようなプロセスを採るのかは、そのプロセスの目的である、次のプロセスのために必要な材料によって変わります。
多くのプロセスでは、何らかの切り口でグルーピングすることから始めます。
グルーピングも、どのような切り口で行うと、次につながる材料となるのかを基準に決めることが大切です。
次に、グルーピングしたものを見ながら、読み取れるものについて意見を交わしていきます。
そしてさまざまな判断や評価を机上に乗せ、発散して出て来た多くのピースを、次のプロセスにとって価値のある材料に仕上げていくのです。
このように、各プロセスの中にも採るべきプロセスがあります。
一見面倒に思えるこれらのプロセスの重要さを理解し、きちんと守るのも、現場力の強い現場の特長の1つです。
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オフィス・ビブラビのサービス
執筆者、長尾洋介のプロフィール
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経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
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