神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
ミスをした時、言い訳ばかりする部下もいます。
どのように対処すると良いのでしょうか?
人は誰でもミスをすることがあります。
部下がミスをすれば、上司である管理職は本人と話をすることになります。
一方的に叱責する上司もいるようですが、ほとんどの上司は経緯や理由を聞きます。
起こしたミスに対応が必要な場合もあります。
原因を探り、再び起こらないような対策を考えなくてはならないかもしれません。
本人に指導が必要かもしれません。
いずれにしても、本人から聞かなくては出来ないことが多いです。
本人に経緯や理由を聞いていると、言い訳が多い部下もいます。
正確に言うと、本当に言い訳かどうかに関係ありません。
聞いている上司が言い訳だと判断すれば、言い訳なのです。
実際には、ただ経緯や理由を説明しているのに、上司が言い訳だと判断しているケースも少なくありません。
言い訳の多い部下の多くは、反省するべきことは頭では分かっているのですが、それよりも、まず上司に伝えたいことや、分かって欲しいことがあります。
わざとミスしたわけでもないこと
真面目に仕事に取り組んでいること
などを認めて欲しい気持ちが強い場合、まずその欲求が満たされないと、素直に反省することも出来ませんし、上司からの注意や指導も受け取れません。
これはある意味、人の心理の仕組みが関係しているので、仕方がありません。
ミスが起きた時、本人が言い訳しているように思えた時、まず本人の普段の頑張りを認めることから始めることをお勧めします。
人は他人から認められていることを感じるから頑張れるものです。
ミスをした部下に注意や指導することで管理職の役割が果たせるのではありません。
本人が本当に反省し、注意や指導を受け入れ、改善することを実現させるのが役割なのです。
これも管理職に必要な現場力の1つです。
経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
長尾洋介プロフィール
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