神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
会議の参加者の中には、反対意見ばかり言う人がいます。
他の参加者からすると、議論に水を差す人です。
反論ばかりする人を、どのように扱うと良いのでしょうか?
議論が盛り上がってくると、参加者は気持ちがハイになります。
勢いはあるのですが、冷静さが失われてきます。
そんな中で、反対意見が出て来ると、せっかくの雰囲気が壊されてしまう印象を持ちます。
それでも、多くの反対意見は役に立ちます。
反対意見の中身には、今検討している案を採用した場合の、好ましくない影響が含まれているものです。
当然好ましくない影響も考慮した上で、結論を出していくことが大切です。
ところが議論が盛り上がると、気付かなかったり、気付いても影響を現実以上に低く評価してしまいがちです。
ワーク・ブレイクダウン・プログラムでは、反対意見を歓迎しています。
同調する意見ばかりでは、議論が深まらないからです。
特に日本は和を大切にしますので、場の雰囲気を読み、自然と一つの方向性に議論がまとまっていく傾向が強いです。
これは、反対意見がないのではなく、反対意見をあえて持ち出さないことにつながります。
反対意見が出ない場合は、ファシリテーター自ら反対意見や、まとまろうとしている結論の問題点を提示します。
議論の結論の良し悪しは、しっかりとした検討をしたかどうかで決まります。
反対意見は、議論に水を差すどころか、議論を深めてくれます。
反対意見を言うのには、勇気が必要です。
ですので、反対意見を出してくれる参加者には、その貢献を評価するくらいでちょうど良いのです。
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オフィス・ビブラビのサービス
執筆者、長尾洋介のプロフィール
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経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
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